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平成29年度 アメリカ語学研修実施報告

アメリカ・ウィスコンシン州コンコルディア大学にて語学研修を実施いたしました。


アメリカ・コンコルディア大学で語学研修を実施いたしました。本研修は2年目となります。概要は次の通りです。

平成29年度 アメリカ語学研修実施報告 概要

研修目的

1.現地の同年代の生徒たちとすべての活動を共にすごす中で、コミュニケーション力を高め、長期にわたる友人関係を築くこと
2. いろいろな状況で英語を使えるようになること
3.海外に目を向けるきっかけとできる体験にすること
4.さまざまな学習を通じて、環境問題に敏感になること
5.文化の違いを受け入れて、寛容さ、柔軟性、適応能力などを身につけること

1. 実施期間

2017年7月10日(火)~7月19日(水) 10日間

2. 研修場所

ウィスコンシン州コンコルディア大学内 環境教育推進施設
@Concordia Center for Environmental Stewardship

3. 参加人数

15名(1年生13名、2年生2名)
平成30年度は、新入生への説明会は従来通り入学説明会(3月16日)時に行います。1年生にとっては入学前からしっかり検討していただいて、留学への準備をしていただければと思います。

新2年生へは、1月中に募集(10名程度)を行います。

引率教諭 実施報告+写真

引率教員より
本校独自のアメリカ語学研修の最大の目玉は、現地の学生たちとすべての行程を行動するということにあります。食事、教室での授業、水質調査や生き物の生態調査、郊外への遠足など、朝から晩まで言葉の壁を越えて友情を深め合う10日間は、最終的に感動のセレモニーを迎えることになります。環境教育という学習の柱を持って、後はとにかくコミュニケーション!参加すれば、大きく成長して帰ってくることができるでしょう。

29年度研修に参加してくれたアメリカの生徒たちのなかに、2年連続参加してくれた生徒がたくさんいました。このアメリカ語学研修の有意義さを表しています。

成田空港出発

授業風景

博物館前にて

魚を捕まえます

もう仲良し

目の前のミシガン湖で

授業風景

バスで日本語と英語の歌を一緒に

アメリカの中高を見学

サニタイザー作り

アメリカの遊びを教わっています

現地の先生と

球場前

メジャーリーグ

寮にあるランニングマシーン

折り紙を教えます

バスの中でも課題をこなす

移動中も大騒ぎ

日米ダンス

参加者15名の団結力

この二人のアメリカ人生徒は、2年連続来てくれました!

また会いましょう!

実施報告(生徒感想)

「アメリカ語学研修レポート」1年女子Kさん

私がアメリカへ行って感じたことは、まず街並みが綺麗なこととオシャレなことです。アメリカでは、レンガで作られていることが多く、古くなった家でもオシャレに見えます。 日本でも綺麗な家はたくさんありますが、私には地味なイメージがあります。将来、自分の家を建てるとしたら、洋風のものを取り入れた家にしたいと思っているので、アメリカにはお世話になると思います。他にも、ポートワシントンの生徒は地面に躊躇なく座っていました。私達がバスで移動している時に、バスの通路で座ったり横たわったりしていて、アメリカ人らしいなと思いました。日本では行儀が悪いと見られたり、あるいは、地面が汚くて座りたくないということがほとんどだと思います。でも私は、そんな大胆な性格が羨ましいです。

そして、アメリカで有名な食べ物と言えばハンバーガーですが、そのハンバーガーが私の朝食に二、三度出ました。朝から重たい系の食べ物ばかりで、胃もたれしました。昼も夜も、ピザ、ジャムがたっぷりぬられた大きめのパンや超甘いケーキやチップスなどのお菓子がほとんどでした。私は、どれも美味しくて好きだったので、ついおかわりしてしまいました。それと、アメリカならではのサイズ感がたまりません。食事を注文した時に、私は用心して一番小さいサイズを頼んだのですが日本でいうエムとエルの間ぐらいのサイズが出てきたのです。でも、すごく得した気分になりました。
私達が出会ったポートワシントンの生徒達ですが、初めて会ったにも関わらず、知り合いかと思うくらい仲良くしてくれるし、とても親切にしてくれました。アメリカなので、当然英語はベラベラだし発音が良過ぎるので、聞き取れないことがたくさんありました。そこで、アメリカに行く前に英語の授業を受けていました。その授業の対策で、「クッジュースピークモアスローリー」というフレーズを習っていたので、早速使いました。すると、アメリカの生徒達は快くもう一度言ってくれました。その後私が、下手な文法で答えた時も気にせず笑ってくれました。なんて心が広い人達何だろうと思わされました。日本には、礼儀というものであまり親しい関係をもてなかったりすると思いますが、そういった場面ではアメリカから学ぶことも少なくないと思います。

ここからはアメリカとは違った日本の良いところを私的にまとめました。 まずトイレは日本の方が徹底されていると思います。日本のトイレは隙間がなく安心して、用を済ませることができますが、アメリカのトイレは、ドアに隙間があり、見えてしまいます。私の日本の友達もビックリしていました。他にも、水道から出る水は日本がピカ一なところです。アメリカの水質に気づいたのは、顔を洗うときでした。水を両手に溜めていくと、水が白く濁っているのがわかります。アメリカ以外の国に訪れたときも、水は白く濁っていました。そういうときにまた日本の良さを再認識させられます。 私が思うに、日本とアメリカは総合的に正反対な感じがします。アメリカに行って学ばされたものはすごく大きいと思うし、行って良かったと実感させられました。またアメリカに行って、日本とは違う文化に触れたいです。

「アメリカ語学研修レポート」1年女子Tさん

 私は、アメリカ語学研修を通して気がついたことや考えさせられたことがいくつかあります。
その中で一番驚いたことは、アメリカでは、街中で見知らぬ人に話かけることが当たり前のように行われているということです。日本ではそのような光景を見ることはあまりありませんが、アメリカではごく日常的に見られる光景でした。
実際、アメリカの生徒と一緒に街中を歩いていたときには、通りすがりの人に話しかけている姿や話しかけられている姿をよく見かけました。また私自身も話しかけられることが幾度となくあり、アメリカ人の気さくな人柄に触れることが出来ました。また水質調査での活動中では、私が川で流された際には直ぐ様手を差し伸べてくれた姿や、私の友人が持ち物を紛失した際には、自分の事のように探してくれる姿を見て、とても協力心が高いなと感心させられました。
私は、日本人は思ったことをすぐに行動に移せる人が少ないように感じますが、それに対しアメリカ人は何かあった際には、すかさず行動する人が多いと感じました。

このような点も、実際に身をもって体験したからこそ知ることのできたアメリカ人の人柄だと思いました。
CCESでの活動中では、分からないことがあったときや、自分の意見があったときには手を挙げて、よく発言する姿が目に付きました。私は、日本人は分からないことがあったときに、手を挙げて質問をするということをあまりしないように感じます。また、自分の意見を積極的に発表することも少ないように感じますし、それ以前に日本人は自分の意見を持つことが少ないように思います。この点に関して私たち日本人も、アメリカ人と同様にもっと自分の意見を持ち、人に伝えるという行動が出来るようになるべきだと思いました。

また街中を歩いていたときには、アメリカの生徒たちが建築物や建造物についてアメリカの歴史的背景や情勢などを教えてくれることが度々ありました。これは、自国のことについてよく知っているからこそだと思います。
日本人である私が、日本のことについてどれだけ知っているかと問われたら、日本の歴史について教えてと言われたら、どれだけのことを答えられるのだろうと考えました。私は、日本人でありながら日本のことについて深く知らないのではないかと思います。そこで、もっと自国について学ぶべきだと気づかされました。

今回の研修に参加できた事で、私は日本の良さを再認識すると同時に、アメリカならではの良さを実感することが出来ました。日本という国から一歩外に出ることによって、普段何気なく見ているものや当たり前に感じているものが、実はそうでないのだということに気づかされました。アメリカでの研修は、尽きない楽しみが得られただけでなく、深い学びをも得ることが出来きました。十日間という短い期間ではありましたが、心身共に成長し、充実した日々を送ることが出来たと思います。この研修での学びを糧に、今後の日常生活や自分自身の更なる成長へと繋げられるようにしていきたいと思います。またアメリカでの体験を今後はより多くの人に伝えることで、国際の輪を広げる力添えが少しでも出来るように、日々生活していきたいと考えました。

「アメリカ語学研修レポート」1年男子Sさん

私達は7月10日(月)~7月19日(水)の期間、アメリカへ語学研修に行ってきました。 私は教科の中で英語が最も好きなので、期待と不安を抱きながら日本を出国しました。 10時間を超えるフライトを終え、乗り継ぎをするため、デトロイト空港に着きました。飛行機を降りた瞬間、目の前に広がる英語のみの看板や案内表示。外国に興味のある私にとってそれらは私を大いに興奮させました。

そんなことに浮かれているのも束の間、まず待っていたのは入国審査です。現地の英語は私の想像をはるかに超える速さでした。私はそこで自分の英語のリスニング力不足さを改めて感じました。空港内を走る電車、大きな噴水、アメリカ国旗などといったこれらのような空港を初めとした大学や町に広がる光景は日本ではなかなか味わえないものでした。 私がアメリカに行って感じたことは、アメリカは日本に比べて何事もスケールが大きいことです。それは食事や物はもちろん、アメリカの生徒の気持ちもそうです。まず、食事や物についてです。アメリカでの食べ物は日本で普段私たちが食べているものより1回り2回り大きくボリューミーでした。アメリカの人々が平均的に大きい理由が改めてわかりました。

次にアメリカの生徒たちの気持ちのスケールの大きさについてです。私はアメリカの生徒達のメリハリの良さに大変驚きました。具体的にいうと彼らは授業中、先生の話をしっかりと聞き入るように聞き、寝る生徒なんか1人もいませんでした。質問があれば先生の話し中でもその場ですぐ手を挙げます。これは日本ではありえないと思いますが裏を返すと見習わなければいけない面だと思います。なぜかというと、日本人は授業中寝るくせがあります。しかしこのように授業や話を聞き入るように聞けば話を漏らさず聞くことができ、寝るくせもなおるのではないかと思います。また、アメリカの生徒はレクになると充分に楽しみ、興奮します。他人とのコミュニケーションを大切にし誰とでも仲良くするところはまた、日本人が見習う面だと思います。これらのよう私はアメリカの生徒達や文化から数え切れないことを学びました。現地では日本での授業では体感できないであろう、えげつないスピードでの英語、現地での買い物、飲食店での注文などといった現地ならではのことも学ぶことができました。

あっという間の10日間でしたが、先生方を初めとしたこの研修に携わってくださった方々全てに感謝をし、近い将来この経験を必ず活かせるよう努力します。本当にありがとうございました

「アメリカ語学研修で学んだこと」2年女子Cさん

7月10日~19日までアメリカのウィスコンシン州へ語学研修に行きました。一緒に行ったほとんどの友達が初めての海外、楽しみ半分、不安半分な私たちが最初に当たった難関は入国審査でした。順番が近づくにつれて緊張は増していき、みんなで先生に教えてもらったことを繰り返しながら進みました。まあ、なんとか聞き取れるだろうと思っていた私の考えは一瞬でなくなりました。まず、日本で聞く英語の速さとアメリカでの英語の速さは全くと言っていいほど違っていたのです。なんとか単語だけ聞き取り、カタコトな英語で答えたどり着いたデトロイト空港の景色は今でも忘れられません。そこから1時間後、飛行機を乗り継ぎ着いたミルウォーキー空港、時差であったり疲れで眠かったのですが、その時の自分の気持ち、景色は鮮明に覚えています。そこからコンコルディア大学へ行くため用意してくれたバスに乗りました。

窓から見た景色は、すごくきれいで自分が物語の世界に入ったようなそんな感じがしました。そこまで森というわけではないのに、野生のうさぎがみれたりたぬきがみれたり、りすもみれたり、日本ではあまり考えられないなと思いました。大学に行く前にスーパーに寄りそこで水やお菓子、寮での生活に困らないよう様々なものを買いました。入国審査と同じくらいレジも困りました。慌てすぎて何を言っているのか理解できず、またお金も曖昧だったため、小銭ばかりが増え財布が一気にパンパンになりました。初めての海外での買い物、とても刺激を受けました。そこから夜ご飯のサンドイッチを買って大学へ行きました。大学の敷地はとても広く、そこでアメリカは日本と違ってすべての物事に対してのスケールがでかいなと思いました。バスを降り、夜ご飯を食べながら明日の説明を聞き、泊まる部屋へ行き、明日への不安を持ちながらその日はすぐに寝ました。二日目の朝、アメリカの子たちとの初顔合わせ、私たちも緊張していましたがアメリカの子達も同じく緊張しているようでした。がちがちだった私の気持ちは私たちと同じように緊張している彼らを見て、みんな一緒なんだなと思って少し楽になりました。

初日のプログラムはだいたいがグループでの活動でした。事前に先生方が決めてくれたグループに分かれそれぞれのグループで自己紹介をしました。自己紹介が終わってしまうと何を話したらよいかわからず、黙ってしまう私たちとは違い向こうの子たちはたくさんの質問をしてくれてカタコトのわけのわからない英語をしっかり聞いてくれてそこから話を一気に広げてくれました。私はこの時、このアメリカの子達の積極性を見習いたいなと思いました。特にそれは一緒に生物の授業を受けているときに思いました。日本の授業では先生が話していたら黙って聞く、先生が質問がある人といってもなかなか言う人はいません。ですが、アメリカの子たちは先生が話しているときに話を中断してでも手をあげ、わからないと思ったところはすぐに聞くのです。私はその姿を見てとても感心しました。日本に戻って同じようなことができるかと言われたらできる自信はありません。実際、日本に戻ったらできないと思うことがかなりありました。初日だけで多く考えさせられることがあり、9日間という最初は長いと思っていた語学研修も一瞬にして終わっていきました。

最後のセレモニーではみんなで一緒にご飯を食べ、フリスビーやボールを使って遊び、とても楽しい時間を過ごしました。セレモニーの最後、松山先生が作ってくださった9日間の思い出のビデオが流れ、みんなで大号泣しました。ビデオが終わってから日本から持ってきたおみやげを渡したり、向こうの子たちがTシャツやお菓子などをくれたりプレゼント交換をしました。そこで写真を撮ったり連絡先を交換したりしました。今でも携帯に残っている写真を見返すとアメリカにまた行きたいなぁと余韻がすごくてアメリカの子たちに連絡してみたりします。

この語学研修に行く前、あまり積極的ではなくなにをするにも一回は躊躇していた自分が嘘のように変わってしまって、今では何事も積極的に、躊躇もせず、良い意味でアバウトになりました。前の自分では諦めていただろうなと思うようなことも今ではどんどんやってハキハキとものをいうようにもなりました。自分がここまで変われたのは、お金を出して行かせてくれた両親、一緒に行った仲間、アメリカの子達、先生、松山先生、小林先生、すべての方々のおかげだと思っています。この語学研修に行けて本当に良かったと思っています。ありがとうございました。

平成30年度 アメリカ語学研修について

平成30年度アメリカ語学研修に関しては、内容を新たにパワーアップして他では味わえない語学研修を準備しています。お楽しみに!