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平成29年度 カナダ語学研修実施報告

好転のSunshine Meadowにて

カナダ・アルバータ州立大学にて語学研修を実施いたしました。


29年度も引き続き、カナダ・アルバータ州立大学で語学研修を実施いたしました。好天に恵まれ、とても充実した研修とすることができました。概要は次の通りです。

1. 実施期間

平成29年7月10日~25日の16週間

2. 研修場所

カナダ・アルバータ州立大学

3. 参加人数

2年生19名

4. 実施報告

宿泊先St. John’s Instituteにて決意。
「2週間頑張るぞ!」

引率教員より
今年は、カナダ建国150周年にあたり、カナダ国民への多種多様なイベントや料金の割引などがあり、夏の活動シーズンはいつもに増してにぎやかでした。滞在中、北米文化のロディオを見学するチャンスに恵まれ、誰もが初めて見るカーボイの技に魅了されました。また、当初の予定ではカナディアン・ロッキーへの研修は滞在期間の第2週目を考えていましたが、大学の方から混雑していて、予約が取れない旨の連絡が入り、やむなく第1週目に実施となったほどです。
山火事の発生が昨年も報じられ、大学は避難者の受け入れ先となったことを大学スタッフからもうかがっていました。実際、今年のバンフ滞在中には、町から14km離れたところで山火事があり、あの綺麗なバンフの空は奇妙な色を呈した巨大な煙の広がりに包まれ、異臭が鼻を突き、昼食をとっているレストランの中まで灰が飛んできました。それでも、天候には恵まれ、サンシャイン・メドウのトレッキングやレイクルイーズでのカヌーイング等のアクティビィティーは参加生徒たちを満足させてくれました。ロイヤル・ティレル・ミュージアムでは、今年5月に日本の新聞やネット上で話題となり、同博物館で公開展示となったミイラ化した鎧竜のノドサウルスのほぼ完全な化石を見ることが出来ました。有難いことに、今年もアルバータ州立大学の古生物学研究室でゼミを行ってもらい、大学内にある古生物博物館で十分な事前学習があったので、現地では理解度が高まりました。
 さて、ESL授業ですが、教室は今年は教育学部棟での実施となりました。担当の教授は変わっても、やはり最先端のティーチング・メソッドをいかんなく実践していました。毎時間のプレゼンテーションは勿論、ホットシートの集中攻撃される方法なども行われて、生徒は日本の学校の教室とは全く異なる英語のトレーニングを体験しました。学内インタビューも頻繁に行い、言語習得と運用がうまく機能するのは、海外語学研修の大きなメリットです。アクティブラーニングが自然に行える環境があると言えます。
 このような中で、参加生徒諸君が思い思いに感想を述べていますので、ご覧ください。 

5. 実施報告(生徒感想)

Moraine Lake & Ten Peaks

2年女子A
私は、カナダでの語学研修に参加し、学んだことが多々ありました。カナダでの語学研修は、すべてが新しく感じられ、衣食住の生活が2週間だけではありますが一変し、驚く事もありました。楽しいことだけでなく、厳しいことも多々ありましたが、それも含めてすべてが大きな学びとなり、高校生活においても大きな起点となりました。
アルバータ大学においての講義は、日本とは違い、グループワークが主となり、全く静かな授業、というよりも少し賑やかな授業が多く、また、賑やかなだけでもなく、時折静かに学べる時間もありました。
学べたことというのも、授業内で話している英語はもちろん、カナダ流の英語や、生活する時に必要である英語など、他にもたくさんの事を学ぶことが出来ました。フリータイムでは、それぞれがしたいことを自由にすることができ、中にも生活必需品の買い足しやお菓子、大学グッズや、ショッピングモールに行ったりなど、満足に楽しく行動することが出来ました。
この語学研修に関わるサポーターの方々や、先生方、語学研修の参加者の皆は、私にも他の人にも優しく、わからないことを教えてくれ、また、考えさせてくれることもありました。なので、私は甘えすぎることなく伸び伸びと学ぶことが出来ました。また、カナディアンロッキーへの遠征においても、日本にはない広い土地と、視界いっぱいの大自然を見ることができ、野生動物や、見たことのない植物をたくさん見て、いつもとは違う周りの景色に囲まれ、日頃の疲れを取ることができました。その3日間の最終日には、ロイヤル・ティレル古生物学博物館に行き、日本では見ることのできないミイラ化した恐竜の化石が見られ、日本にはない、という特別なものが見られたことを私はとても嬉しく思います。
私が2週間カナダで生活をしていて、基本的に日本とは別な部分が多いですが、中でも気づいたことがあります。それは、人の豊かさです。日本でも、入店する時や、街中を歩く時、挨拶や会釈程度はしますが、カナダでは、入店する時の挨拶や会話は当たり前で、街中で歩いていると、どこから来たのか、何をしているのか、など、会話をする機会がとても多いと感じました。だからこそ、カナダでの語学研修の意味があり、また、学ぶことも多かったのだと思います。
私は、カナダの語学研修に参加し、素敵な人達に出会う事ができたこと、また、一生で大きな思い出となる程のたくさんの経験を積むことができたことを嬉しく感じます。それと同時に、今後の学校生活や、また旅行に行く時などに生かせるよう、学んだ事を絶対に忘れずに日々を過ごしたいと思います。
I want to say thank you to people who were involved in this program.

初公開されたノドサウルス 

2年男子A
2年男子A
僕はこの語学研修で日本とカナダの間にはたくさんの違いがあるということを学びました。生活はもちろん、それ以外のところにも多くの違いがあります。
まず1番大きな違いは、やはりコミュニケーション力です。外国人はフレンドリーな人が多いということはこの語学研修に行く前から想像していましたが、実際に行ってみると想像以上に違いました。日本の人は挨拶をする事はありますが大体そこで会話が終わってしまいます。コンビニの定員などと会話を続けることはまずありません。しかしカナダでは、ほぼ確実に会話をします。定員さんがお客さんと会話に夢中になっていることもよくあるほどです。基本は「How are you?」などの簡単な質問です。外国人からすると当たり前の事なのだと思いますが、僕はどんどんコミュニケーションをとってくることに最初はとても驚きました。うまく答えられなくても笑顔で接してくれるので、とてもいい気分で会話を楽しむことができます。これはとても良い文化だなと感じました。
普段の生活の違いにもたくさんの驚きがありました。車の進行方向が逆だったり、チップというものが存在したりと、日本でも知られている違いにも実際に行くと驚きましたが、1番驚いたのは電車についてです。まず、カナダの駅には改札というものが存在しません。切符は時間によって分けられていて、その切符の時間は自由に乗ることができます。改札が存在しないので、切符を買わなくても電車に乗れてしまうということに驚きと不思議な気持ちがありました。そして、カナダの電車のドアはボタン式です。日本でも冬が寒い田舎などではそのようなタイプの電車は存在していますが、カナダは全ての電車がボタン式です。理由は日本で使われている場所と同じで、冬の寒さ対策です。カナダでは冬が長く寒いので、全ての電車で使われているようです。僕にとっては初めての経験だったので少し新鮮でした。
この他にもたくさんの違いによる驚きがありましたが、どれもこの語学研修に参加しなければ経験できないものでした。普段の授業や自然に触れるイベントも貴重なものでしたが、何よりも異国の文化に触れることができたことが非常に大きかったです。とても良い経験をする事ができました。

ロデオ競技場

2年男子B
I learned various things through this language training. For example, one of them is about the differences between Canada and Japan.
Cars run on the left side in Japan, but people drive on the right side in Canada. So, the driver's seat in Canada is on the right side However, the driver's seat of a Japanese car is on the left side. Also people in Canada stand on the right side of an elevator. In the eastern part of Japan, we stay on the left side. Second, I was surprised that Canada is very cold though Canadians wear short pants and short shirts. I was cold and wore long pants and short shirts. Next, Canadian money is coin and plastic while Japanese currency has coins and paper. I think Canadian plastic money is better than Japanese paper money because plastic money is stronger than paper money. Besides Canadian plastic money can survive even if it gets wet. Next, I was surprised that there are a lot of Starbucks in U of A. While we walk 10 minutes, we can see about 3 Starbucks.
By the way, our ESL teacher, Luke taught me how to write an English essay. He is a good teacher, I think. he taught English and communication ability so I can speak to other people. He taught me how to use verbs and connection words so we can make good sentences in English now. I’d like to say, “Thank you.”
As a good point in Japan, Japanese are kind. Of course, people in Canada are also kind, but Japanese people are much nicer, I think. .For example, in the shop, If I ask where the sweets are, in Japan. they tell me the place and they will take you there. However, Canadian people told me only where the place was. That’s why I like Japan better than Canada. My favorite place in Canada is Moraine Lake. It has blue and clear water. I wonder why the lake is so beautiful and so big. There is a famous sightseeing town called Banff in Canada. It was almost like a dream city. As for the meals we enjoyed in Edmonton, They have nice cuisine at STJ (St. John’s Institution). STJ is where we stayed. The cuisine there is all perfect. However, I couldn’t eat a lot of the dishes. I was very sorry. The one I liked the most among the dishes I ate is Canadian waffle. It was in breakfast. It tastes much better with maple syrup.
By the way, What I thought was the most amazing is the telescope in the university. .It is said to be very big, made by a college student. The size is about 1.5 meters. This telescope is very expensive, but the camera seems to be outdated and it seems to be changed to a new one.

授業の様子

2年女子B
私は7月10日から2週間カナダ留学のプログラムに参加しました。私がこのプログラムに参加しようと決意したのは去年の8月のことです。私は去年アメリカの語学研修にも参加したので、何となく似たようなものだろうと思って行きました。しかし、アメリカとカナダではたくさんの違いがあることに気づきました。
まず、毎日ある授業についてです。アメリカでは授業はなく生徒とのコミュニケーションをとるためのものでした。カナダではだいたい4時間の授業をこなし、英語のシャワーを浴びていました。ほとんど毎日グループの中でのプレゼンテーションがありました。あとはゲームをしたりして生徒との仲も深めることが出来ました。最初言われたルールで日本語は絶対ダメ!3回話したら歌を歌わせると言われた時は本当にやる気がなくなりました。初めは授業についていけるかすごく不安でしたが先生も優しくわかりやすい英語で教えてくれたので私も時間はかかっても理解することが出来たと思います。午後はフリータイムで自分たちで電車を使ったりして好きなところへ行きました。毎日どこかへ出かけることによってお金の使い方を覚えたり、店員さんや街の人と英語で話す機会が増え、いい勉強になりました。そこで、私はある経験をしました。それは、フリータイムで電車で出かけた時、帰りは自分たちだけだったので道が曖昧で電車もよく分かりませんでした。どうしようもなかったので駅にいた人に話しかけました。私の英語で伝わるかとても不安でしたが相手の方は優しく教えて下さり、無事に寮に帰ることが出来ました。2週間カナダで過ごして、カナダの人は本当に優しい人ばかりだと思いました。困っていたらいつも声をかけてくれる親切な人ばかりです。
次に、カナダと日本の違いについて見つけたことを紹介します。
1つ目は、信号の違いです。日本の信号はとてもシンプルです。しかしカナダでは渡りたい時には手動でボタンを押せば進むマークになります。また、渡っている時にあと何秒間渡れるかというカウントダウンがあります。
2つ目は、ゴミが日本と比べて少ないことです。カナダの街はとても綺麗でした。それにいたるところにゴミ箱があり、地面にゴミが落ちていることは少なかったです。ゴミが少ないことは環境にもとてもいい事だと思いました。
3つ目は、カナダに限らずアメリカなどの地域は道路が広いと思いました。車の通る量も多いし、あまり混雑しているところを見ないので人々が住みやすそうな街だと思いました。
このように2週間いただけでもこれだけでないたくさんの違いがありました。私が留学することを決めたのは約1年前です。少しでも行きたいと思ったら今のうちに行ったほうが絶対に為になると思います。最初は行くのを何回も辞めかけていたけれど、行って後悔は全くありませんでした。私は英語が好きでもあるのでネイティブの話す英語を2週間も聞いて体に染み付いて本当によい経験になったと思いました。もうなかなか出来ないであろうことをこの2週間、短い間だったけれどたくさん見て、聞いて、話して、心に残る体験ができたと思います。将来、この経験を活かす何かが出来ることを信じてもっと英語を磨き続けたいです。

異臭と灰の雨をまく山火事の煙

2年女子C
 私は、カナダへ語学研修に参加しました。私にとって今回では二度目の海外ですが、語学研修という形では初めてで、とても不安でした。ですが、せっかくの機会なのでたくさんのことを学んできたいなと思うようになり、挑戦することを決めました。そして、とても充実した二週間を過ごすことができました。また、カナダで生活していて、日本とは異なる点をいくつか見つけました。
一つ目は、大学での授業についてです。日本では、グループになることもありますが、主に椅子に座り先生の話を黒板に写して行きます。カナダでは、主にグループで教室から出て調べ物をしたり、話し合いをしたりしました。個人では、失敗してもいいから英語で話しなさいと言われ、前に出てプレゼンテーションをしたり、先生とメールで日記や日本の文化などについてやり取りをしました。私は、実際に体験してみてカナダの学習方法はグループで協力しなければならないので、積極的に話すことが必要となり、そうすることで、必然的に話す能力がつくのではないかと感じました。そして、個人でプレゼンテーションをすることは、説明力やし表現力、伝わらなかった場合に違う言葉に言い換えられる能力などがつきます。これらは、日本では体験できないことだと思いました。また、ノートはあまり取らないことにも驚きました。ノートを取ることが当たり前だと思っていた私は、先生が話したことを聞いて、質問に対して答える。ここでも、コミニケーションを大事にしていることにとても驚きました。もちろんわからない質問や、わからない単語などもありましたが、近い意味の違う言葉に言い換えてくれたり、スペルを一文字一文字教えてくれたりと、とても丁寧で、わかりやすく、最初の不安な気持ちもだんだんと薄れて行きました。
二つ目は、思いやりです。大学が医療関係ということもあってか、車椅子に乗った人をたくさん見かけました。ほとんどのドアには車椅子のマークがついたボタンが設置されていて、それを押すと自動でドアが開くようになっています。バスも車椅子の人が乗車しようとするとスロープが出て、簡単に乗車できるようになっていました。また、信号がない横断歩道を渡ろうとするとすぐ止まってくれたり、道を尋ねると教えてくれるだけではなく、その場所まで案内してくれたりしました。今回は、たくさん電車に乗る機会があったのですが、隣に座った人が話しかけてくれたりと、カナダ人の思いやりを感じる場面が多々ありました。とても素敵な国だなと思いました。
この二週間の語学研修で、大学で講義をするなど、貴重な経験をしました。また、英語に関することはもちろん日本との違い、カナダの生活や文化などたくさんのことを学びました。今回学んだことは必ず日本でも通用し、これからの生活に大きな影響を与えて行くものだと思います。これからもこの経験を無駄にしないように、忘れないように、たくさんのことに挑戦して行きます。そしてまた、同じ場所に訪れたいです。

市役所前で

2年女子D
I found some differences in Canada. Especially I was surprised at train system. The first difference is that there aren't any gates to go to the train. But taking a train requires a ticket, so we just have to buy one and just keep it. The one ticket is available for 90 minutes. We are allowed to take a train as well as a bus and take off any time within 90 minutes.
Another difference was about the door. In Japan, a door opens automatically every station where the train stops. But in Canada the door will not open without pushing the button on the door. I think it a very nice idea because even in Japan in the summer, in particular, at night, many insects will come into the train. I thought if we used that system in Japan, we would be able to reduce the number of insects. Also Canada is really cold in winter so this system will keep temperature inside the buses.
The last difference I found was the sound. When it runs, it usually make a loud noise, but in Canada the sound was silent. I asked my ESL teacher why trains in Canada are so silent. He said, "I think it runs slower than Japanese ones. "That's all about train.
Through these two weeks I learned a lot of things. Not only differences between Canada and Japan, but also what is the important in daily life.
We had so many times of asking questions, however we didn't ask so many questions so I realized I have to think WHY and HOW toward everything. I found it when we were in the middle of this trip, then I became able to ask some questions. By thinking that way, I could understand things deeper than before.
I would like to say thank you to all people who were concerned with this program. I could make this time really precious time thanks to them.

Thank you so much.

恐竜の化石見学

2年女子E
私はこの語学研修に参加して本当に良かったと思います。今回の研修で初めて日本を出て、最初は不安なことがたくさんありましたが、出会ってきた人達がとても良くしてくれたし、日本との違いを比較するのが楽しくて最後まで新鮮な気持ちで過ごすことができました。そして、毎日の英語の授業や日常生活で、英会話力やコミュニケーション能力が向上したと思います。
カナダに滞在して驚いたことはたくさんあります。例えば、お札がプラスチック製だったり、駅の改札に自由に入れたり、信号が変わる秒数を数えてくれたりしたことです。
そして、気づいたことで特に印象に残っているのは、カナダ人の自国に対する意識の強さです。カナダの人々はカナダを愛し、誇りを持っているように感じました。カナダは今年が建国150周年で街中に国旗があり、記念グッズもたくさんあり、みんなで盛大に祝っていました。しかしながら、日本料理やベトナム料理など様々な国のレストランもたくさんあり、人種も様々でグローバルな一面もありました。カナダという国は歴史が浅いので、いろいろな文化を取り入れて新しい文化を作っているように見えました。
私達は、アルバータ大学での勉強以外にも、3日間のバンフとドラムヘラーの観光に行きました。バンフでは、レイク・ルイーズでカヌーに乗ったことと、モレーンレイクに行ったことがとても印象的です。特にモレーンレイクは、氷河の雪解け水によって形成された青く澄んだ湖で、日本では絶対に見られない光景なので今でも鮮明に覚えています。世界にはこんなにすごいものがあるんだと驚かされました。そして、私達はこれらの自然を大切に守っていかなければならないと思いました。一緒に過ごした仲間たちとはより一層仲が深まり、とても充実した日になりました。
ドラムヘラーでは、博物館に行きました。博物館には化石がたくさんあり、本物の大きな恐竜の骨や、ミイラ化した化石がありました。ミイラ化した化石は世界で初めて発見されたもので、恐竜が完全にそのままの形で残っていました。私はそれに感銘を受け、恐竜に興味を持つようになりました。私はこの3日間でカナダの雄大な自然に触れ、その歴史を感じ、いろいろ学ぶことが多かったです。
私はカナダに来るまではカナダにあまり興味がなかったのですが、実際に来てみると、とても素晴らしい国だということに気付かされました。またカナダに行ってみたいと思うし、ほかの国でもたくさんの発見をし、世界のことをもっと知りたいと思う気持ちが強くなりました。

カヌーたのしかった

2年女子F
「本当にあっという間だったな。」これが、私がこの研修を振り返って最初に思うことだ。2週間、つまり1ヶ月の半分をカナダで過ごし、その中でたくさんの新鮮な感覚を味わうことができた。今までにも海外に旅行で来たことはあったが、その時とは全く違う経験をしたと思う。旅行では、基本的にいつでも家族と一緒に行動していたし、国によっては子どもの単独行動が禁止のところもあったので、今回のように海外で自由に行動できるというのは本当に貴重な機会だった。
最初に困ったのは、書くことよりも話すことよりも、聞くことだった。カナダでは、宿泊所の食堂の方々や店員さんだけでなく、電車で居合わせた見知らぬ人までがとてもフレンドリーに話しかけてくれる。だが、なにを言われているのか分からず、何度も聞き返したり意味がわからないまま愛想笑いをしていたことも多かった。もっと現地の人と関わりたい、もっと相手の話を理解し、それに反応したいという思いがとても強まった。
話すことは、自分の知っている単語を並べ、身振り手振りも付ければなんとか意味だけは伝わったが、自分が思うこと、感じることを鮮明に伝えることは出来なかった。
私は英語がとても苦手だが、今までももっと英語ができるようになりたいという思いはあった。しかしこの研修で、日本では当たり前にしていた人との会話が出来ない、自分が感じたことの半分も言えないということのもどかしさを感じ、今まであったその漠然とした思いが、自分の中で具体的になったように思う。私は人と豊かな意思疎通をするために英語を勉強したい。
また、街に出て買い物などをしていると、授業をしてくださった先生や、いろいろなところに連れて行ってくださった大学生のガイドの方は、私達がわかりやすいようにとても丁寧に話してくれていることがわかった。やはり現地の方の日常的な英語を聞き取ることはすごく難しかった。
この研修では英語のみの授業がほぼ毎日あったが、その日の授業後には、いろいろな場所に友達と買い物に行ったり、ガイドの方に連れて行っていただいたりした。1日1日全てが新しく、学びがあり、すごく充実していた。
そんなこの研修の中で私が最も感動したのは、カナディアンロッキーに行っていた3日間だ。そこは見渡す限りの大自然に囲まれ、本当に、見たことのない世界にいるという感じだった。言葉では言い表せない自然の素晴らしさを肌で感じた。そこで見た湖はすごく綺麗な色をしていて、きらきらしていた。こんな言葉では足りないぐらいに壮大で綺麗だった。あの景色を忘れることは、一生ないだろうと思う。
ロイヤルティレル博物館では、日本には無い貴重な化石や、ミイラ化した恐竜などを見て、それらが昔は確かに生きていたのだということを実感し、その大きさに圧倒された。68
このカナダでの経験は、日本にいては決して得られなかったものばかりだ。またこういった機会があれば、もっともっと現地の人と交わりたいし、もっともっと新しい景色に出会い、鮮やかな感覚を味わいたい。だから私は、そのためにこれから英語を勉強したいと思う。

この2週間、たくさんの場所に連れて行っていただいたり、助けていただいたりしたガイドのKatie、授業をしてくださった面白くて優しくてフレンドリーな私達の先生Luke、私達が、安全に楽しくたくさんのことを学べるように見守ってくださった先生方、私をこの研修に行かせてくれた両親、一緒たくさんの経験をした友達、この研修に関わった全ての人に感謝しています。
ありがとうございました。

この汽車で1800年代にタイム・スリップ

2年女子G
このカナダ研修は私を大きく成長させてくれました。日本の授業で聞くのとは違った、聞き慣れない言葉が飛び交う中で生活することに初めは不安もあったし、緊張もしていました。約2週間というのは少し長く感じていましたが実際過ごしてみるとあっという間に過ぎてしまうもので、この研修が終わってしまうのがとても残念です。このプログラムで私達は英語の能力だけでなく、人間関係の築き方、自国との違いに気づきなぜなのか考える力、他にも多くのことを身につけることができました。私は日本での暮らしに慣れていたことでカナダに来てから多くの違いに気付かされました。私達が日本で当たり前としている物,事がカナダには無かったり、反対に日本にはない発想や工夫を見つけることが出来ました。
私がカナダに来て驚いたことは、電車のドアが押しボタン式だったことです。日本では自動的に開くのが当たり前ですが、カナダでは自分でボタンを押して開けるというのが当たり前でした。他にもカナダではタクシーのドアも手動で開けるということがわかり、日本がどれだけ思いやりのある国なのかを改めて感じることができ、初めはこのような違いに戸惑うこともありましたが徐々に慣れることができました。
信号もカナダでは日本と少し違い、残り時間を数えてくれるものがありました。このような工夫は耳の聞こえない方の為だけでなく、交通事故の減少にも繋がるので日本にもあればいいなと思いました。
また、授業の進め方も日本とは違い、主にコンピュータを使った授業でした。
私達の授業を担当してくださったルーク先生は本当に優しい方で接しやすい人でした。授業はオールイングリッシュで、内容はカナダの文化について学んだり、班のメンバーと英語で話し合いながらコミュニケーションをとりあう、長文読解、プレゼンテーションなどでした。ルーク先生の出す課題は主に二つあり、一つはその日の一番お気に入りの写真を一つ選び5つ以上のセンテンスをつくるというもので次の授業で互いに発表しあいました。
もう一つはダイアログジャーナルというもので、その日にしたこと、その感想、何を見つけ、何を不思議に思ったか、それに対しての自分の考えなどをメールでルーク先生に送り、毎日やりとりをするといったものでした。
この課題は私にとってとてもやりがいのあるものでした。初めは文章をまとめる力も全然なく、自分の思ったことを書きたくても単語がわからなかったりしてとても時間がかかっていましたが、ルーク先生が毎回間違っている所をチェックしたり質問付きで返信してくれて、その間違った所を直した文章をもう1度送り返すことによって総復習ができ、質問も付けてくれるので回答力を高めることもできたと思います。
これを毎日繰り返すことで徐々に文章を作ったりまとめたりするのが早くなり、書く文の量も増えコミュニケーションもたくさんとることが出来ました。
また授業の課題だけでなく、毎日日記をしおりに書いて先生方に提出するというのもあり、この期間で文章を作る力が本当に上がったと思います。

そしてこの研修では勉強だけでなく、楽しめるプログラムが沢山ありました。私の心に一番残っているのはバンフでのプログラムです。1日目、私達カナディアンロッキーに登りました。天気も晴れていて山頂からみえた景色は本当に素晴らしかったです。2日目は二つの湖に行きました。最初にレイクルイスという湖に行き、カヌーを体験しました。湖から見えるカナディアンロッキーはとても大きく迫力のあるものでした。次にモレインレイクという湖に行きました。ここの水はとても冷たく透き通っていて綺麗な青色でした。上から見えた景色は本当に美しくて、今でも鮮明に覚えているし、こんなに綺麗な景色は今までに見たことがなく本当に感動しました。
3日目はドラムヘラーの恐竜博物館に行きました。私達が行ったアルバータ州は恐竜の発掘で有名で、博物館では多くの化石を見ることができました。恐竜の実際の大きさの骨も見ることができ、並んでみるととても大きくて迫力がありました。
このプログラムでは美しい自然の中でたくさんの思い出を作ることが出来ました。
この他にも様々な場所に行き現地の人と触れ合いながら多くの経験をすることができました。
この研修は本当に内容の濃いもので1日1日がとても楽しく充実していました。このプログラムを考えてくださった先生方、参加させてくれた両親、本当にありがとうございます。日本に戻ってからも感謝の気持ちを忘れず、この研修で得た知識や力を最大限に活かせるよう頑張っていきたいと思います。

大自然に感動!

2年男子C
≪Get rid of embarrassment!!≫

私はカナダで日本とは違うと思ったところがたくさんありました。
その中で特に驚いたことを3つ話したいと思います。

1つ目はカナダの信号機について学びました。
日本の信号機は押しボタン式や待てば勝手に変わる信号機が多いのですが、カナダの信号機は違います。
カナダは交通量が多いからか、どこの信号機も渡る時間が短いです。
カナダの信号機はすべてが押しボタン式です。とにかく車を早く通行させるためだと思います。
交通量が少ない道ではボタンを押せばすぐ人が渡れるようになってます。
そういった工夫があるから渋滞があまり起きないのかと思いました。車の通りが激しいのに、一度も危ないと思ったことはありません。
なぜなら、車の運転手がみんな優しいからです。
人が通ろうとするとすぐ止まってくれます。治安がいい街と聞いていましたが、本当にその通りだと思います。
安心して留学できる街だと思います。

2つ目は留学の街だからかわかりませんが、人と話しやすい環境にあると思います。
特に感じた場所はお店と街中です。
お店では、入店した瞬間スタッフが声をかけてきます。
「お元気ですか?や何かお探しですか?」
と声をかけてきます。
日本ではお元気ですか?などと聞いている店員さんを見たことがありません。
すごく優しいのです。そういった声かけが日本人留学生にとっていい勉強となるんだと思います。
実際僕はお店の中に入り体験しました。最初は答えることができなかったのですが、今では答えることができます。
優しさがすごく伝わった体験でした。
街中でも友達がクシャミをした時でした。
通りすがりのおじさんが
「Bless you」
と言いました。
日本ではあり得ないことだと思いました。そういった優しさがあるから自分からも楽しく会話できるのだと思います。
すごい体験をしたと思います。
この2つがカナダで最もいい体験だと思ったことです。
日本にはない、いい所がカナダにはたくさんありました。

言葉が通じず、3単語で喋っていた自分はこのカナダ語学研修で消えました。
先生にはもっと長い文章で話せと言われていました。
毎日英語しか聞けない環境にいると英語は次第に勝手につきます。

英語を話す自信がなかった自分は、授業中なにも話せないでいました。
でも、最後の方にはどーにかしてこの人に自分が思っていることを伝えたいという気持ちが強く出てきました。
そうなった自分は、自分が知っている文法、単語、接続語いろいろなものをくっつけて必死で話しました。
伝わらなければジェスチャーしたり、何度も話しました。

必死でやれば必ず伝わります。この2週間で人に伝わらなかったことがありません。
諦めずに頑張ることがすごく大切だと思いました。
恥ずかしがっていて話さないでいても何も始まりません。
自分も恥ずかしさを持っていました。今では捨てることができます。

この語学研修は素晴らしい行事だと思います。
この行事に参加できてよかったです。

A quitter never wins and a winner never quits.

本当に美しい湖

2年男子D
私は約2週間の間カナダに語学研修として行ってきました。この研修は私にとって本当にいい経験になりました。 この研修に行くにあたって不安なことがたくさんありました。 英語しか通じないこと、 家事等を一人で全てやるとこなどたくさんありました。そういったことも経験でき、1番はたくさんの日本との違いに気づくことができました。 まずは部屋では靴を脱がないということです。そのことは行く前からわかってはいたのですが、改めて部屋に入ると玄関がないことに違和感を覚えました。 部屋のトイレにもウォシュレットというものがなくトイレもかなり困りました。町へ出てみると驚くのがゴミ箱が約30メートルおきにあることです。さらにゴミを分別する、ということがないので普通にゴミを捨てられて便利でした。 カナダはポイ捨てがなく綺麗でした。カナダはゴミを分別した方がいいと思い日本はもっと町にゴミ箱を増やしポイ捨てを無くすべきだと感じました。店に行っても日本との違いが多かったです。カナダの店員は真面目な人もいたのですが基本皆明るく何かを買う時は何かしら話しかけてきました。どこからきたの? や、調子はどう? など、 よく聞いてきます。 そういった明るい雰囲気は私は好きなのですが、ある店ではお菓子を食べたり電話をしたりしながら会計をやっていた人がいました。日本の店員はそんなことをやったらクビになることを平気でカナダはやっていたのでさすがに驚きました。私はあまりいい気分になりませんでした。そういった面は日本は徹底していていいと感じました。毎日の食の違いもたくさんあります。カナダの料理は基本的に日本より味がかなり濃いです。 最初のうちはなかなかカナダの味に対応するとこができませんでした。米が少し硬かったり野菜が生のようだったりで、日本の料理が恋しくなることが多かったです。私は冷凍ご飯や缶詰を日本から持ってきていたのでそれを食べるとやはり日本の料理はとても美味しいと感じました。母の手料理にこれからも感謝していきたいです。洗濯でも、こんな大変なことを毎日やってくれている母のありがたみを感じました。
こういった違いの多い国に行けて私はかなりの刺激を受けることができました。 もちろん英語を話す力も上がった気がします。やはりカナダには、優しくていい人がたくさんいてとても素晴らしい国だと感じました。この人柄の良さは日本人も真似するべきだと思います。文化の違いを、肌で感じられて文化の違いで争うのではなくもっと尊重しあうべきだと改めて感じることができた語学研修でした。

恐竜の化石!でかい!

2年男子E
≪First experience in Canada≫

This is my first time experience in Canada. First day we arrived in Canada at 2:00 pm. I had jet lag, so I was very tired of it. We had English class from July 11th in Canadian time at the U of A. It takes about 20 minutes from institute to there. Canadian summer morning was little cold, so I have to wear my jacket on my clothes. First few days, I didn't get used to the temperature of Canada. It is cold in the morning, but the day time is very hot, so I took off my jacket in the day time.
In the first class, I was very tension, but
Our teacher Luke was good teacher.
His class was different between Japanese class.
Japanese class is just teacher is standing in front of the class using only blackboard and explaining about the textbook, but Canadian class was not. Our teacher Luke was standing in front of the class and using whiteboard and a projector.
The style of the class was the most of the different point.
He asked many questions to us and we were playing many kinds of English games, so I could enjoy our class.
I think this Canadian class method is good idea, because we had fun, so we didn't felt asleep and we didn't board in the class.
I could know about differences between Japan and Canada in the class and through the email with Luke.
I went to Banff three days.
When I went to Banff, I was surprised at there was many mountains.
I had never seen such lots of mountains like there.
I could all ways see when I was walking the street, so it was fresh for me.
I went to the Lake Louis in the second day in Banff.
We did canoeing and this is my first time to conoeing, so I was not good at it, but I had a lot of fun there.
I went to the moraine lake after the Lake Louis.
The lake was beautiful as Lake Louis, because the lake was clear blue that I had never seen.
I could had very good experience this day, because I could see two beautiful lake in one day.
This was my first visit in Canada, but I had many experiences.
I don't wont to go back to Japan now.
I think this trip grew my English skills more, because I was always talking English and sending email in English to Luke.
I want to recommende this program to the students who can go this program.

ハイキング

2年男子F
≪日常を比較≫
自分はこのカナダ語学研修中に目についた日本とカナダとの間で違いを比較していきたいと思います。
1つ目は、街中にあるゴミ箱の数です。日本はコンビニの前や、駅前などの公共の場にあるイメージがありますが、カナダでは何でもない道にも置いてあるイメージがあります。なぜカナダには多くのゴミ箱が置いてあるのかを考えると、自分には日本人とカナダ人に美意識の差があるのではないか、と考えました。日本人は比較的その意識が高いため、ゴミを持っている時はゴミ箱を見つけるまで自分で持っている印象だが、カナダ人はその意識が低いために、ゴミが出たらポイ捨て、という行動を取ることが多いのではないか、と考えました。よってポイ捨てを防ぐために多くの人ゴミ箱が街中に設置してあるのではないでしょうか。(全て自分の偏見である。)
2つ目は、道路の広さです。カナダの道路は日本の道路に比べてとても広いことが分かります。この理由を自分なりに考えてみると、カナダ人は日本人より背や体格が大きく、そして乗っている車も大型のものが多く思えました。それに加えて、カナダは非常に広い土地を持っており(関係ないと思うが)、道を広くしてもあまり問題がないので、大きな車を多く通すために道が広くなったのではないか、という結論に至りました。一方、日本はその反対なので、カナダとの道路の広さに差があるのだと思いました。
3つ目は、自動販売機の数です。日本にはどこにでも自販機があるが、カナダにはそれほど多くの自販機が街に存在しているわけではありませんでした。逆に、カナダの自販機は飲み物の機体とお菓子の機体が同じくらいの数がありました。これはカナダ人にとっての自販機が日本人にとってのコンビニのような役割だからなのではと思いました。日本人の自分からすると、すぐに自販機で飲み物が買えないというのは少し不便でした。
今回カナダで約2週間生活してみて、様々なことに気が付きました。日本と違うところがほとんどで大変なことばかりでしたが、全て良い人生経験の1つとして将来に役立てばとても嬉しいです。とても楽しかったので、次は大人になってから旅行で来たいと思います。

大学の入り口

2年男子G
自分は英語が得意と言われてきましたが、それはライティング能力についてだけでした。本当に英語が得意ならば、リスニング、リーディング、スピーキングにおいても優れていなければならないとともに、国際系の大学に進学するにあたって、日本と外国の文化の違いの一例を知らなければならないと思い、このプログラムに参加させていただきました。
実際のカナダの生活は、隅から隅まで英語の世界で、今までライティングで培ってきた英語表現ができるかどうか心配でした。加えて、やはり、初めは"No, thank you."を言うのには少し時間がかかりましたし、英文法ではあまり習わない日常会話の表現を言うのにはためらいの気持ちがありました。それ以外の表現はあまりためらいなく話せていましたが、疑問文を話すときにかなり声が小さくなってしまい、質問ができず、序盤は英語の世界で生きていくには到底力量が足りませんでした。
英語はそれぞれの国によって多少の違いがあります。英語のコミュニケーションにおいて、その違いについてもしっかり考慮しなければなりませんでした。カナダの英語は、イギリス英語に強く影響されています。例えば、普段自分たちがよく聞く"color"や"center"は、カナダやイギリスでは"colour"、"centre"と表記されます。
日本とカナダの違いは言語だけにとどまらず、食文化や会話の話題などにも違いがありました。日本のニュースでもたまに取り上げられますが、日本に来た外国の方々がよく不快に思うのが、日本人のそばや麺をすする音です。カナダの人々がそれらを食べるのに、それらがどのような形をしているかを御存じでしょうか。これは自分もはじめはとても驚きましたが、カナダのいわゆるヌードルは2~3センチほどで、すする音を立たせないようにとても短くなっていました。自分は見慣れないその食べ物に苦戦しました。会話の話題に関しては、個人情報についてなるべく話さないようにするのは日本も少し気をつけていますが、特に違いについて言うならば、カナダの人々はお金の話題を好みません。人が持っているものに対して、「それ高かったんじゃない?」とか「それいくらで買ったの?」といったことを聞くことはカナダでは失礼なことなのです。
私は、地元の人々や個人が地元または個人の文化や習慣のみを重んじ、他のそれらについては排他的な意見持っているのをよく見ます。よく自分が耳にすることですが、大切なのは、どんな文化であれ、自分の文化も他の文化も肯定し、受け入れることだと、今回のプログラムでそのことについてより理解を深めることができました。短いヌードルも美味しかったですし、お金の話題でなくても、カナダの人々が興味をひかれる他の話題はたくさんありました。
先生から、5人以上のカナダの知らない人々と話すように言われてからは、より積極的に発信するようになりました。自由時間に行った音楽店"Lillo's Music"では、楽器の教本のことや、それぞれの曲にはそれぞれの難しさがあることなど、様々なことについて店員と会話しました。それらの経験が糧となり自分のスピーキング、リスニングの能力をよりいっそう確かなものにしました。
この2週間のプログラムでは自分の積極性だけでなく家族や先生方、クラスメイト達の支えがなければ自分の実力はここまで伸びなかったと思います。自分はこのことに感謝し、この経験を無駄にしないように日頃の勉強や生活、受験に活かしていきたいです。

バンフにて

3年女子A
≪カナダ研修に参加して感じたこと≫
私がこのカナダ研修に参加した理由は、今まで英語を意欲的に学んだことがないからです。よく頭の中ではもっと勉強しようと思うのですが、いつも思うだけで終わっていました。2年生の時から学校の留学プログラムに参加しようかしないか何度も悩んでいましたが、いつも「飛行機が怖い」や「英語が出来ないから無理」などネガティブ思考が勝り、なかなか自分から行動に出ることが出来ませんでした。
3年生になって自分より英語ができる後輩を近くで、見続けて英語が話せるだけでこんなに視野が広がるものかと凄く羨ましくなりました。そして、自分がもし英語が話せるようになったら、どれほど楽しいだろうかと考えるようになりました。それと同時にいままで何もしてこなかった事に後悔しました。だから今行かなかったら絶対にもっと後悔すると思い、親に何も相談せずに一日で行くことを決断しました。
カナダ研修に参加することが決まって最初に実感したことは、やはり英語への意識が高まったことです。周りの同級生よりも、一緒に研修に参加する後輩の2年生たちの方が何倍も英語が話せるので、ほぼ何も出来ない私にとってはとても良い状況下だったと思います。悔しいから。
アルバータ州立大学での授業も、先生のルークが何を言っているのか全然わからなかったです。でも最後の方は全部ではないけれど、なんとなくこんなこと言ってるんだろうな程度にはなりました。
実際にずっと英語漬けの授業をしてみて、日本の英語教育は生ぬるいなと思いました。全然英語ができない私でも、学校の英語の授業では上のクラスです。日本の学校の英語のテストは教科書に書いてあることを覚えれば点数を取れるので、はっきり言って私はいつも暗記してるだけなのであまり身についていません。だから受験がやばいです。
今回はたった2週間弱の授業だったけれど、1年間この様な授業を続ければ必ず英語を話せるようになるなと思いました。
でも研修中の授業では自分からあまり積極的に発言したりできませんでした。それについてはあまり後悔していなくて、もし私のように英語ができない人は自分がいままで"英語を勉強してこなかったこと"をここで一番後悔すると思います。
カナダ研修中のこの2週間は"初めて"と思う事が毎日起こりました。授業もしかり、カナダで有名な観光地のバンフでは3日間大自然を満喫しました。カナダに来て絶対に後悔しないと断言出来るプログラムです。日本では実感できない自然の美しさを感じました。人によっては英語への意欲が上がるかも知れません。私は大人になったらもう一度来たいと思い、そのためには英語が話せるようにならないと、と思いました。
エドモントンにある州議事堂やフォートエドモントンパークへ行った時は、カナダの歴史についても学びました。そこでいままで日本に住んでいてカナダの歴史について学ぶ機会があまりなかった事に気づきました。授業選択で世界史をとってない人は多分一生、カナダの歴史を全く知らないままだと思います。カナダとイギリスの繋がりを知って、受験勉強の息抜きにカナダの歴史について調べてみようと思います。
2週間カナダで過ごしてみて、カナダ人と日本人の国民性を比べました。人が優しいと感じる事は、場所によって違うことに気づきました。例えば、お店の店員は日本人の方が優しいです。これは多分おもてなしの文化が強いからだと思います。でも、全く知らない人でも目を合わせると高確率でニコッとしてくれて、笑顔を返すとそこから会話が始まることがたまにありました。こういう事してくるのは日本では年寄りくらいです。その他では、彼らは盛り上がり方が上手です。日本人はシャイと言われる理由がわかります。とにかく日本にも欲しいと思うような国民性をたくさん感じました。
このカナダ研修を通して、たくさん経験して今後私がどうするべきかをゆっくり考える時間が、今はあまりありません。とにかく今は受験勉強です。この経験を無駄にしない結果を残します。これはカナダに来る前から変わりません。頑張ります。

修了証書を片手に

3年女子B
≪沢山の経験ができた2週間≫
私は少しでも英語を上達したいという思いで、この語学研修に参加しました。約10時間のフライトを経て着いたカナダで、私達は2週間滞在しました。そして私は、日本とカナダの違いを理解し、異国の文化を肌で感じることができました。
私はこの2週間カナダに滞在してカナダの人の、優しさに感動しました。未熟な私の英語に嫌な顔1つもせず理解しようと熱心に聞いてくれた事、気さくに話しかけてくれてすごく嬉しかったです。とても親切な人が多くて、安心な国だと思いました。私がカナダに来て、特に印象に残った1つは、カナディアンロッキーに行った事です。エドモントンからバンフまで約5時間バスに乗って行きました。バスからの景色はすごく綺麗で、途中いろいろな動物も見られました。私はカナダに来て初めて、リスを見ました。普通に沢山いる事に驚きました。すごく可愛いかったです。ロッキー山脈にはゴンドラや、リフトに乗って上がっていきました。ロッキー山脈はとても大きくて眺めが綺麗でした。ゴミも全然落ちてなくて、緑豊かでカナダは、自然を大切にしている国なんだなと改めて思いました。モレーン・レイクの景色は絶景でした。天気にも恵まれ、あんなに綺麗な景色を見たのた生まれて初めてで、とても感動しました。そこから見えた絶景は一生忘れません。
私はカナダで生活してみて日本との違いに気づいた事は沢山あります。例えば、食べ物だったり、夜10時でも、外が明るい事、車の前のナンバーがない事、駅で降りるときに自分でボタンを押さないと、扉が開かない事などです。また、電車の優先席を譲らなかったら罰金がある事は日本でもやった方が良いなと思いました。また、ドアの横に車椅子用のボタンがあり、押すと自動で開くのも見習うべきかなと思いました。
私はカナダにきて、いろいろな人と関わる事ができた事、国境を超えた違いにも肌で感じられ刺激を受け、沢山の良い体験ができました。一緒に過ごしたみんな、先生、親に感謝し、この経験を生かしていきたいです。