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平成28年度 カナダ語学研修実施報告

みんなでチラノポーズ!クライブ・コイ教授を囲んで(アルバータ州立大学生物科学部にて)

カナダ・アルバータ州立大学にて語学研修を実施いたしました。


今年は、カナダ・アルバータ州立大学で語学研修を実施いたしました。概要は次の通りです。

平成28年度 カナダ語学研修実施報告 概要

1. 実施期間

平成28年7月7日~22日の2週間

2. 研修場所

カナダ・アルバータ州立大学

3. 参加人数

2年生16名

引率教諭 実施報告

引率教員より
6月中旬まで東京上野の国立科学博物館で開催されていた恐竜博において、アルバータ州立大学のインディー・ジョーンズの異名を持つ恐竜化石発掘とクリーニングの世界的権威、クライブ・コイ博士が会場の仮設のラボで化石クリーニングの実演をされていました。6月11日に、アルバータ州立大学の日本での記念講演に招待していただいた折、私たちが7月に同大学に滞在し、ロイヤル・ティレル・ミュージアム(ドラムヘラーにある恐竜博物館)へ行く際のアドバイスをもとめたところ、大学のラボ訪問の許可をいただき、講義をしてくれることになり、本当のジュラシックパーク探検が行われました。恐竜博でクリーニングされていた化石を研究室で目の当たりにした生徒たちは感激していました(最も興奮していたのは引率教員の私か!?)。生徒たちは、先生に直接質問したり、数えきれない化石に見入ったりと、見たことのない巨大な古生物学の研究室で忘れられない体験をしました。先生は、おそらくこの研究室に高校生が足を踏み入れたのは初めてのことだとおっしゃっていました。
 さて、英語の授業はアクテブ・ラーニングの連続で、1日4時間の授業をこなし、午後はオフキャンパスで、フォートエドモントン、ラザフォード邸、州議事堂など学芸員らのガイドによるリスニング訓練で英語のシャワーを浴びました。
夏のエドモントンはイベントの毎日です。宿舎をでた通りはホワイト・アヴェニューで、古い歴史的建物と様々なお店や住宅などが混在する面白い散歩道。毎年、この時期にアートウォークと呼ばれる絵画のフリーマーケットが述べ4kmも続きます。ダウンタウンの市役所前のチャーチル広場では大道芸が沢山見られます。ホワイト・アヴェニューへの帰り道は、この時期に運行される昔のストリートカーに乗って終点まで乗ります。
カナディアン・ロッキー研修では、サンンシャイン・メドウにバスが入るや、広い駐車場を縦断するビッグホーンシープがいきなり登場しました。2日目は、7月後半に7度という気温に雨というレイク・ルイーズ、雨が上がって無風の神秘的なモレーン・レイクを写真に収めました。3日目、カルガリーを経てドラムヘラーに向かうと、ハイウエイ沿いに鹿の姿が頻繁に見られ、やがて大平原からなだらかな坂を下りていく車窓から、異様な地層が目に入ってくると、アルバータ州の恐竜化石のメッカに到着。巨大な恐竜のオブジェが幾つもあり、恐竜の町の雰囲気を感じました。ハウ区部付かんでは、クライブ先生から予備知識を得ていたので、楽しさが倍増しました。以下は、この研修の参加生徒諸君のレポートです。

実施報告(生徒感想)

5. 実施報告(生徒感想)

モレーンレイク

2年生男子T君
このプログラムが始まるまで、私は不安な気持ちでいっぱいでした。英語があまり得意でなかったのです。カナダの街は別世界でした。至る所で飛び交う英語、日本語はどこにも見当たりませんでした。初めは戸惑っていた私ですが、慣れてくると心地が良くなってきました。日に日に耳が慣れ、少しずつですが英語が聞き取りやすくなっていくのを感じました。
 カナダで生活していて、気がついたことがあります。それは、街の至るところにゴミ箱があるというところです。そのおかげで人々はゴミをいつでもゴミ箱へ捨てることができます。そのせいか、ポイ捨てはほとんど見られなかったと思います。しかし、日本に帰ってみると車道に落ちているゴミ袋が目に入りました。日本人の分別の意識も、カナダでも当たり前のようにされていました。ゴミへの意識は、カナダの方が勝っていると感じます。
バスには車椅子の人が乗車しやすいようにと緩やなスロープがあり、車内にも車椅子利用者専用のスペースがあります。しかし、その点では日本も変わりません。カナダでバスを乗っていて驚いたことがあります。車椅子利用者専用スペースに腰をかけていた2人のカナダ人男性が、車椅子に乗った人が乗車してくるとスッと席を立ち、スペースを空けたのです。これには私はとても感激しました。カナダではバスの設計だけでなく、人々の彼らに対する心遣いも優しいものでした。

サンシャイン・メドーにあるロックアイランド・レイク

2年生女子Kさん
「Koide in Canada」
私は特別英語に秀でている訳ではありませんが、どの教科のなかでも1番好きなのは英語です。将来は英語を自ら話し、英語を活かせる職業に就きたいと思っています。しかし、日本の小中学校での義務教育、高校でのセンター試験を視野に入れた教育は主にreading(読解力)とwriting(文法、文章の構築力)に重点を置きspeaking(会話力)を養う機会はあまり得られません。机に向かって文法の勉強をするのも糧にはなりますが、退屈という気持ちもなくはありませんでした。これが、私がカナダへの語学研修を決めた理由です。必要に迫られれば人間何でもできます。日本に帰国して1週間が経ち、すっかり日本語慣れしている今日この頃ですが、このエッセイも1つの英語の勉強として英語で綴るとしましょう。(文法のミスなどはご了承ください。l am a Japanese.)
It was very interesting and amazing for me to go to Canada. I was able to see many fantastic landscapes which l had never seen before. For example, I saw snow in summer on the mountain tops in the Canadian Rockies, such beautiful lakes as Lake Louise and Moraine Lake, townscapes of Banff, which I would like to call the Karuizawa of Canada. Particularly, I was surprised at piles of carrots that were sold in the Farmers’ Market in Edmonton. They were smaller and shorter than those seen in Japan. I wanted to eat them but I didn’t have courage to do so. I thought that they like Mandragora when I saw them.
Now, I’ll introduce Canadian interesting features. First, Canada is a very free country. For example, we could play and swim in the pool in front of the legislature. My friends and I swam and took pictures there before going into the legislature building. Legislature has a special spot called “Magic Spot”. It’s very mysterious. Because the legislature has a fountain in the center of the entrance hall, but when you stand on the spot, you could hear the sound of water of the fountain coming from the ceiling. ( the guide who explained about that building was very nice guy!) Second, When I went to Lake Louise I was very surprised at its water. It was very, very cold! I put my hands into the lake, and my hands turned red soon. But the view from the lakeside was so beautiful that I couldn’t find the words to express its beauty. (Please come and see it yourself. )
Many experiences in Canada taught me fresh and free lifestyle. Now, I want to live in a different country in the future. I want to talk and introduce more about Canada and my wonderful travel. But I can’t explain how interesting it is to study abroad. Lastly, big thanks to Mr.Suzuki, Ms.Ito, My teacher in Canada, St.John’s institute, my friends, Ms Griffin and many people who helped us during my travel!
I will be back Canada someday! Thanks for reading my report.

利用教室がある看護学部棟の構造の特徴

2年生O君
私はカナダに二週間の語学研修に行ってきました。外国に行くのは今回が初めてでとても不安でしたが一緒に行ったメンバーがとても優しく、面白い人達だったので次第に不安が薄れていきました。
今回は語学研修ということで勉強が中心の生活でした。その中で、私達はカナダの歴史なども学ぶことができました。
カナダには、知らないことや驚かされることが沢山ありとても充実した生活を送ることができました。中でも授業スタイルには驚きました。日本のずっと椅子に座りノートに英文をひたすら書き、先生の声だけが教室内に響く様なスタイルとは違い、カナダのスタイルは授業に参加している全ての生徒が積極的に発言するように求められ、色々な人とコミュニケーションを取ることで英会話能力を身につけていくというものでした。
日本では自分の意見を示すようなプレゼンテーションなどの授業をほとんどしませんが、カナダはその逆で個人ごとの意見を大切にするのでプレゼンテーションをする機会が数多くありました。また、プレゼンテーションをする時に外に出てインタビューをしました。
外国の人に英語で話しかけるのは最初は緊張しましたが、外国の人はとても親切で明るく接してくれたので慣れてくると会話をする事がとても楽しくなり「ずっとここにいたい」と思うようになりました。また、英語は怖気づかない事が大切なんだと感じました。
カナダには歴史を学ぶことができるパークがあり昔の生活などを英語で学ぶことができました。英語で歴史を学ぶことはこれまで1度も無かったことだったので、とても新鮮な気持ちでリスニングすることができました。
私がカナダへ語学研修に行って思ったこと、感じたことは、日本の教育はカナダとは根本的に違うということです。日本の教育はもっと発言や自己主張する機会を増やすべきだと思います。
初めはカナダと日本の生活スタイルの違いに戸惑うこともありましたが、新しい発見や楽しいことがいっぱいあり、とてもいい思い出になりました。

滞在したセントジョンズ・インスティチュート

2年Oさん
テストが終わった当日、私たちはカナダへ飛び立った。
この研修に参加しようと思ったきっかけは「大学入試に有利になるから」というとんで
もない理由だった。元々英語が苦手でテストでは赤点ギリギリの点数の私がカナダへ行って生活できるわけがないと思っていた。そのうえ、先生には「エッセイがとても大変だ」と言われていたし、行くメンバーとはほとんど話したことがなかったのでとても不安だった。けれど、今は行ってよかったと思っている。なぜなら、自分のことを相手に伝える力
や自信がついたと思うからだ。カナダに限らず多くの外国の人々は相手のことを知りたがる。日本人は相手が言葉を濁せば、それ以上は聞かない。だが、カナダでは同じようにはいかない。なんとなくではダメなのだ。なぜそう思ったのか、なぜそう感じるのか、それを明確に表さなくてはならないのだ。恥ずかしいだとか英語が話せないだとか言ってる暇はない。とにかく話さなくてはならないのだ。
English Lessonでは学生にインタビューをする機会があった。つたない英語で会話をする私に大学の生徒さんはきちんと対応してくれた。スペルがわからないと言えば教えてくれた。多少文法が違っていても理解してくれた。そこは日本人が外国の人に対してする対応と同じなのだと思う。冒頭でも書いた通り私は英語がとても苦手だ。行く前のレッスンの内容もよくわかっていなかったし、文法はめちゃくちゃに覚えてしまっている。
そんな私が約2週間もカナダで過ごせたのは、先生方の支えや友達がいたからだと感じ
た。English Lessonの課題のエッセイはグループワークだったので、友達に手伝ってもらいながら書き、先生に直してもらっていた。なので、通じる言葉で書けていたと思う。今回教わったことを自分の中で消化できるように勉強していこうと思う。英語が出来る出来ないに関係なく、楽しめる語学研修だと思った。今まで全く海外に興味がなかったが、今回の研修でまたカナダに行きたい、他の国にも行ってみたいと思うようになった。修学旅行では今回の経験を生かしてシンガポールやマレーシアの人と話してみようと思う。

宿舎での食事

2年生Sさん
 「国が持つべき矛」
日本がものすごく安全な国であると思っている。それはカナダに行った後、今でも変わらない。食べ物、電化製品やちょっとした物の工夫、気遣い、科学の進歩に伝統的な物への愛情・・・。
 日本は、たくさん他国に誇れる所がある。しかし、私は日本が安全さや便利さに捕らわれているのではないかと思う。もちろん、それらは私たちにとって大切なものだが、人口が多く、観光地の都会はともかく、私たちが普通に住んでいる住宅街は景観にあまり気を遣っておらず、やたらごちゃごちゃしているように見える。どこに行ってもそれは変わらなく、仕方のないことだと思っていたが、今回このような機会を持って、考えが変わった。
 アンテナ、フェンス・・・。特に電線、電柱である。電気が通らないのはもちろんこまるが、たくさんあるコード、円柱状の物体など、見ていてあまり心地良い物ではない。カナダも電柱も電線もあるが、すっきりとしていて割と景観に溶け合っていた。電気もしっかり通っているし、日本みたいにごたごたしていなくてもいいのではないだろうか。
 たかが見た目だが、最初の印象ほど目に焼き付いて離れないものはない。駅のホームに張り付いてるガムも、落ちているたばこも、らくがきも。それらが日常でも、客観的には日本の第一印象に成りかねないのだ。もちろん、住宅街の電柱も。常に生活の善し悪しを求める日本人は「どうでも良いじゃん」で終わってしまうのだ。それでも実際、景観などろくに考えなかった有様が、今の私達の住宅街なのである。観光地ばかり綺麗になっても、私が見上げる空は黒い電線数本と灰色の太くて長い円柱と科学技術の進歩が付きもの。日
本は住みやすくて安全で平和で安心して暮らせる国。科学技術に特化して、小さくて人口が少なくても頭のいい人も、運動が飛び抜けて出来る人も、才能のある人もたくさんいる。
でもそれは他の国も同じ。一つでも多く出し抜く為に、国内どころか外国で頑張っている人はたくさんいるが、そのことに甘んじて何もやらない人もたくさんいるのではないだろうか。
 今ある矛を錆びることなく、綺麗に保っていくことも大事。だが昔からある誇るべき刃に頼らず、景観のように新しい矛を作り上げていくのも全てに共通して必要不可欠なものではなかろうか。

州議事堂でのスカビンジャーハント

2年生H君
「カナダの語学研修」
私は、カナダに行って日本との街並みの差に驚きました。日本に比べて道路が広く、と
ても開放的に感じました。また、ごみ箱が多く設置されていて、ポイ捨てされたごみがなく、きれいでした。交通手段として、自転車やスケートボードを使っている人が多かったことも驚きました。日本では、電車やバスに自転車を乗せるときには袋に包む必要があるのですが、カナダではそのまま自転車が電車やバスに乗せられていることが印象的でした。
 私は電車で移動する際に、駅でホームレスの人にお金をせがまれました。最初は、渡したくなかったので、無視しようと思っていたのですが、しつこかったので、最終的に数ドル渡しました。後日、カナダの道端にホームレスの人がいて、その道を通るカナダ人が自然にお金を渡しているのを見て、驚きました。私の場合、トラブルに巻き込まれるのが嫌でお金を渡しましたが、その人は同情して渡したのだと思いました。その人はホームレスの人を思って渡したと思うのですが、それが本当にホームレスの人のためになっているとは私は思いませんでした。なぜなら、それを続けることによって、ホームレスの人はいつまでも自立しないままだからです。
 私は、カナダの人びとが普通の会話をしているのを聞いて、どのような内容を話しているのか最初はほとんど聞き取れませんでした。店で注文をするときも、うまく通じないことが何度かありました。それでも、丁寧に接客してくれる人が多かったので、カナダは優しい人が多いと感じました。自分の英語がうまく通じたときは嬉しかったです。私も、これから日本で外国人と接することがあったら丁寧に対応しようと思いました。
 今回の語学研修は、最初はあまり乗り気ではありませんでしたが、とてもいい経験ができて、行ってよかったと思いました。英語でのコミュニケーション能力が上がったのはもちろん、日本では体験できないことがたくさんありました。異国の文化を肌で感じて、視野が広がりました。機会があれば、エドモントンにまた行きたいです。

ファーマーズ・マーケットにて

2年生G君
「語学研修を通して」
今回私が留学を選んだ理由は、将来の留学を見越した経験のためと、海外と日本の違い
を見てみたいからでした。
 アルバータ大学はとても敷地の広い大学で、敷地内に建物がいくつもありました。日本と違い、国土が広く余っているので、日本のように建物を高くする必要がありません。だから、カナダに降りて初めに受けた印象は、空が日本より広く見えました。宿舎にはとても温かく友好的な人が多く、とても楽しかったです。
 大学での授業は、敬愛生だけでの英語の授業でしたが、毎時間必ず大学内の人たちに英語でインタビューしなければならない時間があり、これは自らの英会話上達においてとても重要なものになりました。午後は授業ではなく外に出かけることが多く、カナダの歴史を学ぶために、州議事堂や時代村のようなところに行きました。その国の歴史や文化を知ることで、もっと日本との違いを知ることができました。また、自由時間では友達とショッピングモールへ行き、英語での買い物など、貴重な体験をしました。授業のおかげで、数日経つと英語でしゃべることを恐れなくなりました。また、積極的に質問することで、文法の間違えなどに気づくだけでなく、相手の言い回し方に新たな発見や、日本との違いなどを見つけることができました。3日間のロッキー研修では、スコールに打たれたり雷でゴンドラが止まったりと大変でしたが、それもまた思い出となりました。
 また、今年は古生物学において世界的権威を持つクライブ・コイ先生のラボを見せていただくことができました。まだ掘っている途中の化石や掘り出す過程などを見せていただいて、とても貴重な体験になりました。このようなことは日本では滅多にないと思います。
この研修は、個人の取り組み方によって大きく変わるプログラムです。捕らえた的に絞れば、多くのものが得られました。ただ共通して言えるのは、何事も自分から行動しなければ成長できません。
 将来留学したい方、英語を学びたい方、このプログラムにご参加されてはいかがでしょうか。

噂の完璧化石

2年生Eさん
「カナダで得たこと」
 7月7日~7月22日の約2週間、語学研修としてカナダに行ってきました。私ははじめ、英語の苦手意識や、知り合いがいないことへの不安感から、この語学研修にいくことを拒否していました。しかし、親の勧めがあり前年度に参加した先輩の話を聞いたり、そのときの写真や動画を見せてもらったりし、興味を持ち語学研修に参加することを決めました。カナダへ行くための説明会や英語のレッスンで、友達もでき英語を喋れるようになりたいと思うようになり、とても充実して楽しい2週間になりました。
 私はこの語学研修で新しい経験をし、学ぶことや日本とカナダの違いを知る機会がたくさんありました。日本とカナダでは、気候などの違いもありました。日本と同じ夏なのに昼間でも気温が低く、上着がないと過ごせなかったり、夕方には毎日のようにスコールが降ったりしました。また、日の入りの時間が22時過ぎで、15時間の時差もあり、はじめのうちは体が慣れるのが大変でした。
 また、主な交通機関の電車にも違いがありました。日本の電車は乗る駅によって金額が異なり、片道しか使えませんが、カナダでは一定料金で、90分乗り降り自由というかたちでした。
そして、この語学研修の主なプログラムはアルバータ州立大学での授業でした。私たちに教えてくれた先生は、授業中は友達同士でも日本語で話してはいけないことと、間違ってもいいから英語で話せということを言われていました。授業の内容は、英語力を改善するためにたくさんの現地の人と話し、インタビューをしたことについて発表したり、日本の文化や歴史について調べプレゼンテーションをしたりしました。このように、座って黒板を写し、発言があまり多くない日本とは違って、インタビューをしにいろんなところに歩き回ったり、プレゼンテーションのために前に立ったりなど、座って授業を受けることのほうが少なかったと思います。そのため、人前に立って発言をすることや、思っていることを伝えるたりすることが苦手だった私には、このように前に立つ機会がたくさんあったことで苦手を改善できたと思います。そのうえ、たくさん発表したり、質問したり、話し合ったりすることで自分たちが授業を作り上げていく感じでとても楽しく授業ができました。
 日本との違いがたくさんあったことに驚きつつ、他の国がどうなっているのか気になり、たくさんの国に行きたいと思うようになりました。また、この語学研修で得たことを、日本でも活用していきたいです。

LRTの利用方法を聞いて切符を買います

2年生Hさん
 私は、2週間カナダに語学研修に行きました。カナダには、自分より背の高い人がたくさんいたので、びっくりしました。滞在中に、日本とは違う点にいくつか気づきました。
 一つ目は、ドアが重いことです。日本のドアとは違い、分厚くて、開ける時に少し体重をかけなければ、開きませんでした。私が推測するには、カナダの冬は寒いのできっとドアは厚くしなければいけないのだと思います。また、現地の人が筋肉質なのは、毎日このドアを開閉しているからだと思いました。
 二つ目は、ゴミ箱が極端に多く、通りに設置されていることです。通りを歩いている時に、大変便利でした。これらは日本も導入するべきだと思います。もちろん街中には全くと言っていいほどゴミは落ちていません。町がきれいなのは、このような工夫のおかげなのだと思いました。
 三つ目は、車いすの人たちが多いなと思ったことです。基本的に、車いすでいけないところはないように思えました。重いドアもボタンを押せば一部が開くようになっていたり、バスも車イスの人が乗車しようとすると、さっとスロープが出てきて、落ち着いて乗ることが出来ていました。これらの点が日本より少し発達しているのだと感心してしまいました。日本も、もう少し体の不自由な人に配慮するべきだと感じました。
 四つ目は、様々な国の人がいることです。おそらく、大学の周辺だからという理由があると思いますが、アフリカやアジア、欧米の人などがたくさん見受けられました。またその人たちの習慣や伝統などを知ることができ、大変勉強になりました。
 私は今回の語学研修を通して、とてもたくさんのことが学べました。英語の重要性も理解でき、受験やこれからの英語の学習につなげていきたいと思います。いつかまた訪れたいと思います。

創設者ラザフォード邸(現資料館)にて

2年生女子Lさん
 私は2週間のカナダで過ごしていて、再利用。再生利用がおよそ90%と言われていることもあり、カナダの人はとてもエコロジストなのだと感じました。大学内や宿泊所、ショッピングセンターなど、どこにでも生ごみ用とペットボトル用などが分別できるようになっていて、これもまた再生し、他のものに生まれ変わるのだろうと思いました。また、トイレなどの電気は自動になっていて、こまめに節電が出来ます。そして夏のカナダは、夜の十字まで明るく、電気なしでも快適に過ごすことができます。これらのことから、カナダは日本に比べてエコの意識が高いと思いました。
 また、カナダでは弱者に対する配慮が様々な所でなされていました。たとえば、駅やショッピングモールなどでの車イス使用者への配慮です。そのような所にはスロープが付いていたり、大学内や州議事堂など、私たちが訪れた場所には、車いす利用者専用の自動ドアが設置されていました。また、私たちの宿泊所の食事場への階段には、自動で上がり下がりできる車イス利用者専用の機会が設けられていて、足が不自由な人でも簡単に移動ができます。このようなカナダの配慮を日本でも学ぶべきだと思いました。しかし、カナダの横断歩道は日本のように、音が出なく、赤信号にかわるまでの秒数が示されていました。これでは、目の不自由な方には不便です。日本の音の出る横断歩道の良さを再認識することが出来ました。
 カナダで過ごした2週間は、自分の英語力の向上や将来のためのだけでなく、カナダと日本の良い点や、改善点をも見つけることが出来ました。他にも、エコや弱者に対する配慮、大学での授業やカナダの人々の良い所などたくさんの発見があり、とても良い経験になりました。

夏季限定の路面電車

2年生女子Mさん
 この夏、私は2週間のカナダ語学研修に参加しました。2週間という期間は長いようで短く、とても濃い日々でした。私は、語学研修を通して、日本とカナダの違いをたくさん見つけることが出来ました。
一つ目は、授業についてです。日本での授業は椅子に座り先生の話を聞きノートを取るというのが一般的です。一方カナダで私たちが経験した授業は大学内にいる人にインタビューをしたり、グループや個人でプレゼンテーションをしたりするといったものでした。まだカナダに来て数日しか経っていないのに、インタビューしてこいと急に言われて、正直焦りました。初めは躊躇していましたが、いざインタビューしてみると、みんな優しく答えてくれました。聞き取りにくいと思われる私の英語を真剣に聞き取ろうとしてくれたり、英語の綴りを丁寧に教えてくれたり、とても心強かったです。このやり方の方が、個人的には英語が身に付くと思いました。また、プレセンテーションでは、グループで協力してできました。一緒に語学研修に参加したみんなとも、初めて関わった人が多数で下。そんな中、たった数日で仲良くなれたり、みんなのおかげで、もっと頑張ろうと思えたりしました。
 二つ目は、エコについてです。カナダの町を歩いていて、ゴミ箱が多く置設置してあると感じました。日本の町ではあまりゴミ箱を見かけません。そのため、町中にゴミが投げ捨てられています。テロ対策でもあるけれど、4年後に東京オリンピックが開催されることもあるので、少しでも増やしていければいいなと考えました。私たちが通っていた大学内のゴミ箱は、可燃ゴミ、リサイクルなど5つにも分類されていて、一つ一つのゴミ箱に内容が記されていました。そこは、日本も見習うべきだと思います。また、バリアフリーの部分も目につきました。大学内にあるお店の入り口には、車いすの方用に、ボタンを押すと自動で開くシステムがほぼすべての扉についていました。しかし、日本で見られる会談横のスロープはあまり見佳書けませんでした。実際、会談自体をあまり見かけなかった気がします。
 私たちは、三日間ロッキー山脈にも行く機会もありました。そこでは、澄んだ空気、とても綺麗なエメラルドグリーン色の湖など、忘れることが出来ない壮大な景色を見ることが出来ました。日本ではきっと見ることが出来ない景色だろうと思い、目に焼き付けました。
 カナダの二週間を通じて、語学以外にも食の違い、親元を離れて生活すること、自分だけで生活することなど、学べたことが沢山ありました。私にとって一番辛かったことは、食です。量が多かったり、油がすごかったりと、日本食のよさが改めて認識されたことを付け加えておきます。
 語学は二週間で完璧になったなどとは当然言えませんが、大きな刺激を受け、もっと頑張ろうと思いました。そこで、私は留学中に毎日課題となっていた英語で日記を書くということを継続しています。まずは、このようなことから、どんどん英語に触れていこうと思っています。
 今回、このカナダ語学研修に参加して学んだこと、感じたものは私にとって一生の思い出です。語学研修に参加できたことに感謝し、無駄にせず、今後に生かしたいです。そして、いつかまた同じ地を訪れたいです。

毎日プレゼンテーションで鍛えられる生徒ら

2年生女子Nさん
[Canada report]
 カナダは私にとって2度目の留学でした。1度目はオーストラリアへの留学で、ホームステイを中心とした日程が組み込まれていました。しかし、カナダでは大学で勉強するということが中心だったため、授業が多くオーストラリアよりは少し大変でした。カナダでの授業では驚きの連続でした。椅子に座ってノートをとるという日本では当たり前のことを一切せず、ひたすらスピーキングとリスニングしました。先生は少し日本に住んでいたらしく日本語訛りの英語に慣れていました。だから、私達の英語が通じるのだろうと思っていました。しかし、私達は先生に教室で話すだけではなく、外へ出て外国の方にインタビューをさせられました。私にとって赤の他人に話しかけることはとても大変な事です。ましてや、日本語が全く通じない人にです。しかし、いざ話しかけてみると外国の方は親切に答えて下さり私の緊張感もほぐれた気がしました。英会話は勢いと度胸なんだなと実感した瞬間でした。
 日本では椅子に座り、先生の言っている事をひたすらノートにとるという授業が一般的です。また生徒はほとんど先生に質問や意見を言わず、先生の声のみが響きます。しかし、私達はカナダで発言するという事を求められました。普段日本の授業でほとんど言葉を発しない私にとってとても難しいことでした。
 日本には出る杭は打たれるという言葉が存在します。みんながみんな目立つ事を良しとしない人間性に育てられてきました。だから、失敗を恐れ発言を控えるようになっていったのだと思います。
 初回の授業で先生になぜ発言しないと言われ、私は失敗するのが怖いからと答えました。すると彼は“日本人はみんなそう言う。失敗はした方がいい。失敗したってその後になんとかすればいいじゃないか”と言いました。私はそれを聞いて、それができたら簡単なんだよと思いました。しかし、失敗を恐れないということは大きな強みになるとも思いました。失敗を恐れず、何事にも強気で挑戦し続けるということは日本人にはなかなか出来ない事だと思います。だから私もその事を意識して日常生活を送りたいです。

雨のレイク・ルイーズ:真夏に気温が7度!

2年生N君
「カナダと日本の違い」
この夏僕は、カナダに語学研修に行きました。カナダでの授業は教室の中だけではなく
4人グループを作り、大学の敷地内で学生や先生などに質問やインタビューをしました。もちろん、教室でも授業を受けましたが先生がずっと教えてくれるわけではなくて、自分たちで単語の意味を調べそれを友達に英語で説明し、先生がフォローしてくれるというものでした。日本の授業は先生が主役ですが、カナダで受けた授業は生徒が主役で日本との違いを感じました。ほかにも日本との違いはあります。日本には街中にゴミ箱がたくさんありませんが、カナダには至る所にありました。なので、ポイ捨てなどはなく、とてもきれいな街でした。また、ゴミの分別の種類もたくさんありました。可燃ごみ、ペットボトル、缶、紙、不燃ごみなど「そこまで分けるの?」と思うくらいたくさんありました。
主な移動手段はバスや電車などの公共交通機関を使っています。バスは日本と変わらな
いくらいの量ですが、電車は10分間に必ず1本は来ます。また、バスのチケットは、電車でも使える90分間乗り放題のチケットなので公共交通機関の利用が多いのだと思います。
街中を歩いているとたくさん車いすの人を見かけました。大学が病院関係だということもあると思いますが、歩道やお店などには段差がなく車いすの人が生活しやすいので、気軽に外に行くことができるのだと思います。
カナダで一番驚いたことは、トイレの個室が隙間だらけということです。壁と扉の間にも、床と扉の間にも、天井と扉の間にも隙間ばっかり。『隙間』というよりは、『あいだ』という表現が正しんじゃないかと思うくらい隙間が空いており、何回か扉の向こう側の人と目があって驚きました。
カナダの人たちはとても優しく、横断歩道がないところを渡ろうとするとすぐに止まってくれたり、道を聞くと親身に教えてくれたり、道を教えてくれた後にクーポン券をくれたりしました。少し話をしただけで、どんどん話が広がり、話におちがつかないことがしばしばありました。カナダの人のフレンドリーな国民性が見られました。また訪れたいと思いました。
今回の語学研修での貴重な体験を、将来活かしたいと思います。

大道芸の連続するチャーチル・スクエアーと市役所①

大道芸の連続するチャーチル・スクエアーと市役所②

大道芸の連続するチャーチル・スクエアーと市役所③

2年生女子Tさん
私がカナダに留学しようと思った理由は、海外留学に興味があったからと、英語を文法だけではなく直接英語で話してみたいと思ったからです。二週間大学に直接行って勉強できるので留学に近いと思い、体験してみたいと思いました。また日本以外の国の文化も見てみたいと思いました。カナダはフランス語、英語、二か国語が公用語なのでその二つがどのように共存しているかなどに興味がありました。
しかし、出発の日が近づくと緊張してしまいました。英語のレベルが追い付かず他の人に、遅れてしまうかもしれないと思ったし、価値のある学習や体験が自分には出来るのかということなど心配が尽きませんでした。なので、インターネットでカナダに留学した人の意見などを見て参考にしました。留学体験者のページを見ることは私にはとても役に立ちました。なぜかというとどのような姿勢で取り組めばいいか、どのような準備をすればいいかなど、参考になることがたくさん書いてあったからです。また、励ましや杞憂だったことなどもあったので、勇気をもらえました。留学に応募してから行くまでの期間はあっという間でした。
カナダで経験してよかったことはたくさんありますが、一つは現地の人と英語でコミュニケーションできたところです。カナダでの英語の授業は、先生が明るくてクラスの人とコミュニケーションをとってくれたのが印象的でした。聞く授業ではなく参加する授業でした。特に面白かったのがインタビューです。最初は、外国の人に話しかけたことがなかったので、伝わらなくて困らせたらどうしようと、とても緊張しました。でもカナダの人は私の英語をよく聞いてくれました。伝わりづらいこともたまにあったけれど理解してくれました。また、ときどき私を励ましてくれました。インタビューの授業をして思ったのは、自分から積極的に話しかけないとどうにもならないということです。話したいという意思が大切だと思いました。また授業ではインタビューのほかにプレゼンテーションもやりました。人の前で、自分の意見を相手に理解してもらえるように話すということはとてもいい経験になりました。相手に理解したり興味をもってもらうように話すのは難しいと思いました。プレゼンテーションの内容はテーマがロッキー山脈のことや、世界遺産などで、調べたことにも興味を持てました。また授業は自分たちで発言して意見を言う必要があったので、自分で積極的に発言することの必要性を学べました。
また、私はカナダで、様々な歴史や文化を見ることが出来ました。活動の一環で19世紀後半から20世紀半ばまでの生活の様子を再現した村に行きました。再現しているものは、本や教科書を見るのとは違って臨場感があったので見るもの全てが興味深かったです。実際にカナダのスーパーマーケットやデパートに出かけるのもカナダの現代の文化を、垣間見ることが出来て面白かったです。例えばスーパーマーケットに、メープルシロップを使った商品がたくさん置いてあったり、夏でも冬物があったりするところ等です。様々なカナダらしさや日本との違いを発見できてたのしかったです。
自然観察等の活動でロッキー山脈などを見てカナダと日本の自然の違いを体感できました。ロッキー山脈の自然の雄大さには、とても驚きました。山や、動物や、空などすべてが、圧巻でした。頂上に行ってみた景色は忘れられない思い出です。また、湖の色が成分の影響で水色やエメラルドグリーンに見えたりするのにも驚きました。動物も、珍しい大きな角のヤギなどもいて、カナダの自然はダイナミックだと思いました。雄大な自然を見て改めて環境のことを考えました。環境のことを考える機会は少なくなっていたので、もう少し自然や環境について考えようと思いました
更に、生徒たちで部屋を管理するのもいい経験になりました。掃除や洗濯など、自分でやると改めて自分はかなり親に頼り切りだったと思いました。もう少し自分のことは自分でやろうと思いました。
この短期留学では英語でのコミュニケーションに必要なことを学べたと思います。また、他国の生活や文化を見て、日本との違いなどを発見できました。そして、自分には足りないものがたくさんあるとわかりました。そして、留学に対する私の考えも具体化して考えることが出来ました。私はこの留学を通して短い期間だったけれどとても大きなものを得られたと思います。

実績報告(動画)