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平成28年度 アメリカ語学研修実施報告

アメリカ・ウィスコンシン州コンコルディア大学にて語学研修を実施いたしました。


今年は、アメリカ・コンコルディア大学で語学研修を実施いたしました。概要は次の通りです。

平成28年度 アメリカ語学研修実施報告 概要

研修目的

1.現地の同年代の生徒たちとすべての活動を共にすごす中で、コミュニケーション力を高め、長期にわたる友人関係を築くこと
2. いろいろな状況で英語を使えるようになること
3.海外に目を向けるきっかけとできる体験にすること
4.さまざまな学習を通じて、環境問題に敏感になること
5.文化の違いを受け入れて、寛容さ、柔軟性、適応能力などを身につけること

1. 実施期間

2016年7月7日(木)~7月16日(土) 10日間

2. 研修場所

ウィスコンシン州コンコルディア大学内 環境教育推進施設
@Concordia Center for Environmental Stewardship

3. 参加人数

18名(今後は、最大28名まで可能)

引率教諭 実施報告+写真

引率教員より
本校独自のアメリカ語学研修の最大の目玉は、現地の学生たちとすべての行程を行動するということにあります。食事、教室での授業、水質調査や生き物の生態調査、郊外への遠足など、朝から晩まで言葉の壁を越えて友情を深め合う10日間は、最終的に感動のセレモニーを迎えることになります。環境教育という学習の柱を持って、後はとにかくコミュニケーション!参加すれば、大きく成長して帰ってくることができるでしょう!

ESLセッション ①

ESLセッション ②

とある日の昼食

ウェニペーゴ湖での集合写真

サニタイザー作り体験

球場内でお揃いのTシャツで

デビルズレイク集合写真

デビルズレイクにてトーク

自然保護区での学習

最終セレモニー後の集合写真

実施報告(生徒感想)

「アメリカ語学研修レポート」1年女子Kさん
7月7日から10日間、私達はアメリカ・ウィスコンシン州にあるコンコルディア大学で、現地校の生徒と共に、たくさんのことを学びました。私にとってこの研修は、アジア初脱出、初アメリカ上陸でもありました。そのため、見るものすべてが新鮮で、驚きと発見に満ちていました。今回はそれをたくさんの思い出たちと絡めながらいくつか紹介してみようと思います。

私達は目的地である大学に一番近い空港、シカゴ空港に行く前にデトロイト空港で乗換えをしました。デトロイト空港に着陸したのは日本時間の夜中にあたるため、私達は眠さや高揚感を抱きながら、アメリカの大地へと一歩を踏み出しました。そこで私達が目にしたのは、たくさんの大きな外国人と、ずらっと並んだ入国審査のテーブルでした。外国にきたのですから、そんなのはあたりまえです。

しかし、日本と違った雰囲気は私達を興奮させ、またこれからは英語しか通じないという緊張感をあたえてくれました。無事に入国審査を終え、開けたところに出ると・・・。そこでも驚きの連続です。中央にはきれいな噴水があり、赤い電車がショップの上を走りぬけ、窓ガラスは高い天井まで届いていているのです!青空へと飛び立つ飛行機には英語のラベル、なんだか雰囲気のいい曲が流れているな、と思ったら生演奏がエリアごとにやっていて、本当に鳥肌が立ちました。日本の空港ももちろんきれいなのですが、それでもアメリカのそれには目を見張るものがありました。

次に私が驚いたのは、アメリカの人のフレンドリーさです。私達と行動を共にした子達はみな約13歳と年下なのですが、臆することなく積極的に話しかけてきてくれました。また、メジャーリーグ観戦に行ったときは、私達が応援するチーム、BREWERSがホームランを決めるたびに、わざわざ前のほうから私達にハイタッチをしに来てくれる男性もいました。私達は黄色人種ですので、多少は肌の色の違いを指摘されるかともおもいましたが、まったくそういうことはなくアメリカの方の優しさを一身に受けてきました。おかげで不安も取れ、思い切り楽しみながら交流することができ、とても満足です。

最後に忘れてはいてない、アメリカのスケールの大きさについて紹介したいと思います。アメリカのものは何でも大きいものばかり・・・そんな印象はありませんか。私は少なくともそんな印象がありました。では、実際はどうだったでしょう。考えは的中、大正解でした!人も、家も、その家の庭も、コーラのボトルも、ポテトチップスの袋も、みんなビッグサイズでした。私達が移動用に乗った車に限っては12人乗りのバンで、車内で立っても天井に頭が着かず、アメリカンサイズとはこのことだと無性に笑えてきました(私の身長は155.4cmだからというのもあると思いますが)。また、お店で売っていたポテトチップスは何種類もの味、形状のものがあり、大きな棚いっぱいに陳列されていたのもアメリカらしいな、と感じました。ほかにも、口の中に入れるので精一杯!という大きさのキャンディーがゴロゴロ売られているのにも驚かされました。

これらのように、アメリカにはこの場では語りきれないほどの驚きと発見がありました。今回の語学研修で、アメリカの人たちのおおらかさや優しさに触れ、彼らの水や自然を守っていこうとする姿勢を見ることができてとても幸せです。しかし、私が見たのはアメリカのほんの一部分です。この国はもっと大きくて、未知の事柄で溢れています。また、それは私が暮らすこの日本にも言えることだと思います。私は海外ばかりに憧れ、自国についてあまり学ぼうと努力をしてきませんでした。ですがこれからは、身近なものにも目を向けていきたいです。そしていつかまた海外に行ったときに、その現地の人に日本の文化や流行などを教えてあげられるようになりたいです。また、語学研修で得たアメリカの友達との文通を絶やさないようにし、再会を果たせるようにしたいと思います。

「アメリカ語学研修で学んだこと」1年女子Sさん
私はこの夏、「アメリカ語学研修」に参加しました。期間は2016年7月7日~16日までの10日間でした。17人の仲間と2名の先生方と一緒にアメリカで充実した10日間を過ごし、様々な経験をすることが出来ました。
 行くまでに不安なことは沢山ありました。中には知らない人もいたり、向こうで英語が通じるかなど色々心配していました。私たちは出発するまでにALTの先生が入国審査の練習や難しい長文読解などの授業をしてくれて、向こうに行って役立ちそうな情報をたくさん教えていただきました。そして出発の日。この日は学校のテストと被っていて準備はバタバタしたり、飛行機が遅れるなどハプニングはありましたが無事全員が出発することができました。約15時間程かけてアメリカのシカゴ空港に到着しました。私たちが寮生活をするウィスコンシン州のコンコルディア大学に着いたときはもう真っ暗だったので明日に備えて睡眠をとりました。次の日、初めてアメリカの生徒たちと対面しました。生徒たちは13歳で私たちよりも年下で驚きました。あるテーブルに座り3人の女子生徒とコミュニケーションを取り、一人一人自己紹介。その日は名前を覚えるだけで大変だったのをよく覚えています。2日目、3日目は大学の先生方による授業が行われました。そこでは大学の目の前にあるミシガン湖という湖で実験をしたり、川に行って魚を見つけたりして、向こうの生徒たちと協力しながらやることが出来ました。4日目~9日目まではほとんどがグループ活動でした。日本人と外国人を混ぜて決まった人数のグループにすることでより多くコミュニケーションをとるためだったと思います。そのグループ活動ではプールに行って遊んだり、博物館・水族館に行ったり様々な体験をしました。また、食事のときには友達と一緒に積極的に向こうの生徒たちとテーブルにつき、英会話を使いこなしました。また、私たちが英語を使っていると向こうから、日本語を教えてほしいと頼まれたことがありました。それを言われたことがとても嬉しくて日本語での自己紹介文を作り、3日間ほどずっと練習していました。向こうの生徒たちも少し日本語の練習をしているらしく覚えるのが早くて最終日には完璧な自己紹介をしていました。その姿を見て、私ももっと英語を上手く話せるようになりたいと感じました。その他にも日本では体験できないようなこともたくさん学べました。最終日には大学の先生方が素敵なセレモニーを開いてくださり、最高のお別れ会となりました。10日間一緒に過ごしたみんなと別れるのはとてもつらいことでした。向こうの生徒たちには、たくさんのプレゼントを貰い嬉しかったです。最高の思い出を作り経験することが出来ました。
この10日間の貴重な体験を通し、感じたことは沢山あります。アメリカでの生活は日本と違うところがあり、靴を脱がない習慣や運転席の左右逆などがありました。また日本人がアメリカから学ぶべきこともあると思います。例えば私たちが行ったウィスコンシン州にはとても緑が多かったので、自然環境などの知識はアメリカの方が高いのでないかと思います。今回の経験は一生忘れられません。とても良い研修になりました。