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令和元年度 カナダ語学研修実施報告

今年度は7月9日~24日の16日間の実施となりました。6年目の研修となりましたが、夏のカナダはかつて好天続きと言うのがよく聞かれたものですが、最近は気候温暖化の影響か、雷雨の無い日は数える程となってしまいました。現地の方々は異常が標準になってしまったという表現をされます。幸い、鉄道の駅から戸外に出ることなく教室まで行けてしまうダウンタウン・キャンパスは便利でした。また、カナディアン・ロッキーの研修中は好天に恵まれ爽やかな青空のもと、トレッキング、カヌーイング、そしてバンフでのショッピング等、日に焼ける程でした。大学ではいつもの通り、古生物学研究室、そして理学部でオーロラの真理の講義を行い、ESLでは毎日連続4時間の授業でプレゼンテーションの訓練をされました。オフキャンパスの研修も充実しておりインテーナショナルクラスでの異文化交流、本場のアイスホッケーのスタジアムや選手たちのロッカールーム、ミーティングルーム等を訪問し充実度満点の研修となりました。以下は私、国際交流部の鈴木勝昌と同行していただいた先生と研修に参加した生徒諸君のエッセイです。


引率教員の千葉さと美先生より

今回初めて語学研修の引率をさせていただいて、この2週間での生徒の成長を見守れた事がとても幸せでした。宿舎から教室までの電車移動も、2日間は引率したが、3日目からはグループ毎に行動し遅刻する事はなかった。また、宿舎で用意してくれた昼食のサンドイッチを忘れても、教室近くの売店を利用し自分で購入してきた。他にも、英語を勉強中の他国の生徒とも、必死にコミュニケーションを取ろうとしていた。ゲームをした時に、言葉が通じた喜びを一心に表現し、また同時に、語彙力の無さを痛感し勉学の意欲を増した様であった。英語のレッスンでは、日に日に積極的になっていった。等々、書ききれません。
 この研修プログラムも6回目という事で、精査された良いものになっていると感じました。カナディアン・ロッキーでは、トレッキング、レイクルイーズでのカヌー、モレーンレイクを眺める等の経験をし、天候も味方して多くの高山植物・小動物を観察する事ができた。ロイヤルティレルミュージアムでは、本物の恐竜の大きな化石を沢山見る事ができた。どれも一般的なカナダのツアーでは、体験する事のないものです。大学での講義を2回体験しました。早口の講義で、全部が理解できたとは言い難いのですが、大学で学ぶために必要な英語力を実感したのではないでしょうか。その中でも、講義の内容について質問する生徒がいて、少し誇らしかったのを覚えています。
 「将来、1年間くらい大学留学をしてみたい。」と思っている生徒がいるならば、このアルバータ州立大学を、冬の寒さに耐えられれば、(私は誓ってアルバータ州立大学の回し者ではありません。)ぜひお薦めしたいと思いました。システムが整っている事と廉価である事が理由です。まず、語学学校で講義に備える英語力を付け、早く身に付けば早期に大学の講義が受講できる事。ドミトリーが用意され、ホームステイやルームシェアなどの心配がいらず安心。学費、ドミトリーの食費も含め10ヶ月でC$25000 と廉価である事(渡航費は別です)。私事ですが、10年くらい前に娘をバンクーバーに1年間留学させた時は、様子が分からず仲介業者を利用したため学費等(ホームステイ代別)だけで業者に約250万円支払いました。生活費も含めると1年間で400万円以上の出費でした。この語学研修の主旨が「将来海外の大学留学を希望する生徒の事前準備」である事に納得できました。
最後に、この16日間を有意義に過ごせた事は、このプログラムを支えてくださっている方々全員と参加した生徒の皆さんのご協力のお陰と感謝しています。本当にありがとうございました。

「私の感じたカナダと日本」 2年女子Wさん

私はカナダで16日間過ごしている中で、疑問に思ったことがあった。なぜ、私はカナダでギリシャ料理を食べたり、ウクライナ料理のヴァレーニキを食べているのだろうか、と。その理由として私が思うのは、カナダが多文化主義だからではないだろうかということだ。実際、カナダには様々な人種の人がいるのを見た。白人、黒人、中国系の人から、フィリピン系、南アジア系の人。料理以外でも多文化主義であることを再認識させられることがあった。それは、カナダのエドモントンで、毎年夏に開催される祭典である、K-Daysの初日のことである。私はそのパレードを大学内から見ていたが、沢山の人々の間を、様々な格好をした人達が乗り物などに乗ったり、踊ったり、楽器を吹きながら歩いていた。その中にはイギリス、韓国、アラブ首長国連邦、アメリカなどの民族衣装を着た人達が出る場面もあったのである。
また、それ以外にも私がカナダでサッカー観戦に行った時のことである。サッカーの少年チームの子供達も観戦に来ていて、その中には白人も黒人もいた。でも、その子供達の間には、全く壁がない様子が明らかであったのだ。そのように様々な人種の人々が、学校でも職場でも一般生活でも、お互いを認めて受け入れながら暮らしている。それはとても素敵なことだと思う。日本では、日本に住んでいる約98%が日本人であるため、なかなか多様性を受け入れにくいところがあるのではないだろうか。このことが、私がカナダに行って気づいたことの中で最も驚き、考えさせられたことである。
一方、日本ならではの良さを改めて感じることができたのも、今回のカナダの語学研修得たことだ。それは日本人の、細やかなサービス(気遣い)である。アメリカやオーストラリアなどに行った時もそうであったが、カナダのスーパーへ行くと、全ての食べ物が大きなまま売られていた。牛乳の量が多かったり、パンが一袋に大量に入っていたりした。しかし、日本ではそんな大量に入っているものは商品のうちのごく一部に過ぎない。例えば、キャベツの場合、まるごとでも売ってあるが、半分になっても売ってある。さらに4分の1になっているのも見かけたことがある。そのように、日本では、一人暮らしの人や、お年寄りのように、一気に沢山食べられない人のために、工夫して売られている。こういうところは、日本ならではのきめ細やかな気遣いであり、良いところだと私は思う。
私はカナダで他国の文化に触れることによって、沢山のことを学び、考える機会を得た。この経験をもとに広い視野で物事を考えたり、多様性を受け入れることが出来る人間になりたいと思った。
また、自国と他国の良い部分を取り入れて、私達や周りの環境をより良くしていく手助けが出来ればと思う。

Canada Report 2年男子T君

I went to Canada from July 9th to July 24th. I learned various things through this English Language Program in Canada. I’ll talk about differences between Canada and Japan, and my experience in Canada.
~Differences between Canada and Japan~
I found three differences. First, there were trash cans everywhere in Canada. So we don’t see any garbage in downtown. However, in Canada, garbage was not separated. I think Japan should put a lot of trash cans in the city, and if this is the case, it will reduce the amount of trash that is thrown or left on the road even a little. The Tokyo Olympics & Paralympics
will be held in Japan next year. For this reason, I think it is better to clean up the city and welcome people from other countries with warm hospitality(おもてなし). Second, Canadians are kinder than Japanese. For example, when we wanted to exchange money, the shopkeeper searched where we could exchange money and wrote it down on paper. Furthermore, they tried to understand our poor English and spoke to us in simple and easy English. Also, even in the city, I was spoken to by many people. They asked me, “Where are you from?”, “Can I help you?”, and so on. So Canadians are friendly, also we could ask something I didn’t understand. Finally, as for class atmosphere, unlike that in Japan, there are many group studies, and I felt that the teacher didn’t stand in front of me, but cherished the individual opinions of the students. Also we could have soft drink during class. We were not afraid of making mistakes, because the teacher would correct mistakes and respect our opinions.
~My experience in Canada~
We went various places. Among them, the place that I like the most is the Canadian Rockies and Banff. There were many beautiful animals, like deer and squirrels. They were very cute. We went to Lake Louise and Moraine Lake. In Lake Louise, I paddled a canoe. It took about an hour to go around the lake. It was great fun! In Moraine Lake, I saw wonderful landscapes, and we took a lot of pictures. We enjoyed a lot of shopping and bought various souvenirs in Banff. We could see the rainbow!
Here are some of the idioms that are often used by Canadians. “Make sense?”, which means “理解した?”, was most often used when I went to America last year. I had never heard this idiom. “Follow me”, which means “ついてきて”, was also often used. I heard this idiom used in America, so I soon got to understand it.
I’ll introduce a recommended shop to you ! The shop we used to go to is a Tim Hortons. There were many kinds of doughnuts sold there, and we went there every day because they were cheap; about $1 per one doughnut. The two weeks in Canada has become very exciting!
Thank you for reading my poor English.  

Blue sky and mysterious land makes an amazing contrast of colours in nature. (2年男子T君撮影)

Canada Report 2年女子Kさん

私はこの語学研修を通してたくさんの経験を積むことができました。この旅行は家族
同伴でないことや、初めての海外、長時間の移動など何もかもが初めてでした。しかし、不安や緊張よりも楽しみ!という気持ちの方が大きかったです。
カナダに到着してまず思ったこと、それは空気が澄んでいてとても綺麗だということで
す。それに加え、カナダは日本より涼しくて乾燥している気候のためとても過ごしやすか
ったです。
次の日から大学での授業が始まりました。私たちを担当してくれたYvonne先生はとて
もユニークで、授業を受ける前までは長いだろうなと思っていた4時間の授業は毎日楽しくてあっという間でした。カナダでの授業は日本と違って生徒が積極的に発言しなくてはならないのです。私は日本での授業では発言をほとんどしないのですが、カナダのように発言できる環境が教室内に整っているのは私にとってとても良かったです。授業の内容の中にはグループで話し合うものや、他の教室に行って色々な国出身の大学生にインタビューをしたり、プレゼンテーションをしたり、工夫されているものばかりでした。そして、私たちには毎日授業の振り返りをする宿題が出されました。その宿題を寮の食堂で友達と一緒に解くのもひとつの思い出です。全8回の授業の集大成といえる1番最後のプレゼンテーションは決められたお題についてグループ内で分担し、文章の構成を考えたりやスライドを作ったりしました。プレゼンテーションは私の苦手分野でもあったので上手く発表できるか不安しかありませんでした。それに、1人3分のプレゼンテーションをもちろん全部英語で考え、暗記することはとても大変でしたがそのプレゼンテーションを通して、カナダについてもっと知ることができたし、プレゼンテーションをするにあたり大切なことを学ぶことができました。それは間違えてもいいから大きな声で発表することです。それによって私は自信を持って発表することができるようになりました。
この2週間でカナダ人から学ぶことはたくさんありました。例えばカナダの街中を歩い
ていると数十メートル置きにゴミ箱が置いてあります。そのおかげでポイ捨てはほとんど見当たりませんでした。ポイ捨てがないことは十分凄いことなのですが、もう1つ驚いたこと、それは街中のゴミ箱に家庭ごみが捨てられていないことです。先生から聞いた話によると、日本にも昔は公園などにゴミ箱が置いてあったそうです。しかしそのゴミ箱に家庭ごみがたくさん捨てられることからゴミ箱は撤去されることが多くなったそうです。そういう部分からカナダ人の意識の高さや常識がちゃんとなっているのだなと実感しました。日本人にもそういった常識はありますが、日本人がカナダ人から学ぶべきものがまだまだあるのだなと思いました。バンフへ行った時も自然がきちんと守られていて、素晴らしい景色を目にすることが出来ました。それも全てカナダ人の意識の高さがあるからこそだと思いました。
私はこの研修を通して学んだことはたくさんあります。カナダに行かないとできない経
験がたくさんできたし、自分の話した英語が相手に伝わった時の楽しさなど楽しいことばかりでした。ぜひまたカナダに行く機会があったら行きたいです。そのぐらいカナダが大好きになりました。

How beautiful Lake Louise is! (2年女子Kさん撮影)

Canada Report 2年Iさん

「カナダってどんな国だと思う?」と聞かれて、あなたはカナダに対してどのようなイメー
ジを持ちますか?
私は7月9日-7月24日までカナダはエドモントンに行ってきたのですが、行く前はアメリカと似たような感じで街中は看板の表示とかが英語になっただけだろうというイメー
ジを持っていたのですが、実際行ってみると何もかもが違いました。初めのうちはカナダは面積が広いから余り縦長な建物が少ないな、横幅が広い建物が多いなと考えたり、信号の形は日本と違って縦の形のものしかない!交通機関の仕組みも違う。と普段とは違うことばかりで驚きと不安ばかりでした。
授業が始まると、普段日本語しか聞こえてこない授業は全て英語で、画面に映し出される文字も全て英語なのでまずその画面の意味を理解するのに時間がかかりました。出される問題や授業の内容は今の私達でも解けるような比較であったり、過去形などだったので分かりやすく、問題も解き易かったです。また、先生が答えを生徒一人一人に聞いてくれたので自分から答えを言うことができ、英語力が身についているのでは、と実感することが出来ました。しかし、先生の英語の発音はとても聞きやすかったのですが、喋るスピードが普段聞く英語より早かったので1つの文を理解しているうちに先生が全てを喋り終わってしまうということが多々ありました。またカナダの絵本を貰って読んだのですが、単語も分からないのが多く、単語を一つずつ訳して文自体を訳す、という作業をしているとあっという間に時間が過ぎてしまいなかなか最後まで辿り着きませんでした。発表の時間も設けられたのですが、まず日本語で発表したい事を考える、次に日本文を英文にする上でわからない単語を調べる、最後に文法を考え単語を組み合わせるというやり方を取ったので絵本の時同様とても大変でした。これらから授業では、全てが英語、という事はこんなに大変なのだな、と身をもって実感しました。
学校が終わり宿舎に帰ると近くにスーパーやショッピングモールなどが沢山あったので2週間のうちによく利用しましたが、カナダの人達はどの人も気さくで私が悩んでいると「What can I do for you?」と笑顔で手を差し伸べてくれたので自分からコミュニケーションをあまり緊張せずに取れたと思います。
授業以外で英語を使うと授業では習えない日常会話を多く知れたり、英語で人と話すのに抵抗が無くなりやすいのでは、と思いました。
2週間は終わってみれば一瞬でしたが、その1日1日が濃厚なものでした。今回の経験を大学、またはその先に活かしていきたいと思います。今回のような機会を与えてくれた方々には感謝しかありません。

日本とカナダの違いについて 2年Yさん

 今回、カナダ語学研修に参加して、日本との文化の違いについて多くのことを学ぶことができました。私は始めに、カナダにはいろいろな国の人たちが住んでいることに驚きました。特にアルバータ大学の中には、いろいろな国の人たちがいて、同じ国同士で固まることなく、違う国の人たちが一緒に授業を受けたり、食事をするのが当たり前のように思えました。特に印象に残っているのは、大学内で学生さん達とゲームをしたことです。何回かグループ分けをして、様々な国の学生さんと会話をすることができました。初対面であまり英語を話せないのに、向こうから話しかけてくれたり、優しくルールを教えてくれたりしたので、始めは緊張して固まっていたけれど、楽しくゲームをすることができました。私はそこで、大学の人達のコミュニケーション能力の高さに驚きました。日本の授業と違い、カナダの授業は、発言やプレゼンテーションの機会が多いということが、コミュニケーション能力の向上に、つながっているのだと思いました。また、トランプやUNOのゲーム内容やルールが少し違うことに驚きました。お互いに知ってるルールが少し違うので、相手のルールを理解することが大変でした。
 大学以外でも、いろいろな国の人達が住んでいることを、実感する機会がいくつかありました。例えば、日本よりもカナダの方がレストランの種類が、豊富だということです。日本食も見かけることが多く、レストランにベジタリアンメニューが用意されている所もあったので、驚きました。また、k-daysのパレードに、いろいろな民族の格好をした人達がたくさんいたことも多民族国家だということを実感した場面でした。パレードを見ながら、たくさんの国の文化に触れることができ、国名しかわからなかった国の文化を新たに知る機会にもなったので、貴重な体験だったと思います。このような体験から、私が思うカナダの文化の最大のいいところは、日常生活の中で、いろいろな文化に接する機会が多くあるということだと思います。今回の語学研修で、カナダの文化のいい所にたくさん触れることができて、よかったです。

カナダに行って 2年M君

私は海外へ初めて行ったが、日本だけにいた16年間が、もったいなく感じた。思ったより世界は広くて色々な人がいることを知った。カナダは多くの文化を持つ国で、それぞれを尊重することを大切にしていた。店の品物には英語だけでなくフランス語も書いてあることが多かった。バスに高齢者が乗ってきたとき、女性の運転手さんが、優先席に座っていた若くて見た目が少しこわい人を怒鳴ってどかしていたのは驚いた。そこまでする必要はないかもしれないが、少しは日本も見習うべきところだと思った。
カナダでは人だけでなく自然も尊重していた。アイドリングストップやゴミのポイ捨てに厳しく、至るところにゴミ箱があった。日本の道はきれいだと思っていたが、カナダにはタバコの吸い殻が道に落ちていることはなかったし、ペットボトルが捨てられてることがなかったので、決してきれいではないんだなとおもった。かと言って、カナダの人がきれい好きということはなく、飲食店に行くと、テーブルは汚かったり、飲み物が床にこぼれているのをそのままにしたりと、驚くところはあった。これを見て、日本の丁寧さは、日本のすごいところでもあるし問題点でもあると思った。この問題点というのは、カナダ人と日本人の性格の違いにあって、働き方や生活によく表れていた。例えば、カナダで働く人は歌いながら働いたり、スタッフからスタッフへ商品を投げて渡したり、携帯を触って明らかにサボったりを、なんの悪意もなく行ってる。それでもカナダの客は全く不快に思ってない。むしろ私は、こっちが楽しくなって気分が良かった。もちろん、日本には日本の考えがあるし、カナダにはカナダの考えがあるから、日本の働き方も悪いとは言えない。しかし、カナダから帰って、日本で働く人をみると頑張り過ぎだなと思ったりする。しかも、頑張っている人が損をするようなことも度々見受けられる。それで、しんどくなってストレス社会となっているのだから、カナダの働き方を見習うのもいいと思う。
また、生活の面では、時間に対しての考え方、人との接し方に大きな違いを見出した。時間にはルーズでみんながルーズだから喧嘩にならないし、カナダの人はおおらかだからなんの問題にもならない。接し方は、驚いたことが多くて、外国人の私達に全く知らない人が喋りかけてきたり、細い道で自転車の人が歩行者を追い抜くときに、端によってもらったら、相手を知らなくても Thank you となんの恥じらいもなくはっきり言う。こういう大事なことを自然にできることは日本では難しいことだと思った。そして、日本人はもっと心に余裕を持つべきだと思った。2週間でカナダの人は気楽で本質的な優しさを持っていることに気づいた。カナダにいるときは気が楽になった。本当にしんどい日本人はカナダに行くべきだと思ったぐらい。そして、私が思った自分に必要なカナダの良い点は、場所がどこであろうと活かしていきたいと思う。

カナダに行って 2年女子Aさん

私は、今回の語学研修で初めて海外に行きました。見るもの、感じたこと全てが新鮮で今までにないほどの胸の高鳴りを私自身感じました。そしてカナダに行き、日本との文化の違いを、身をもって知り驚きました。中でも電車の切符の仕組みには戸惑いが隠せませんでした。改札がなく、スーパーや券売機で買った切符をベンダーマシーンと呼ばれるものに通すだけ、と非常に簡易的な仕組みになっていたのです。スーパーで切符が買えることにも驚きますが、何より無人の駅にベンダーマシーンに切符を通すだけということに驚きました。私は改札もなく人もいないのでは運賃を支払わずに不正に乗車する人で溢れてしまうのではないかと疑問に思いました。そこで先生にその答えを聞いてみました。すると先生は、カナダは「善意の国」だからね、とおっしゃいました。私は衝撃を受けました。この電車の乗車の仕組みはカナダという国だからこそなのだ、と。後で調べて見たところ、最近では改札を設置する駅も多くなってきたとの記載がありました。しかし、長年ベンダーマシーンを使ってきたという事実、カナダ国民の国民性に私は衝撃を受けました。
カナダに住んでいる人たちはとても陽気でにこにこしていると私は感じました。話す際のテンポも良く、表情が豊かで英語があまり得意でない私にも優しく接してくれました。そこで、私は日本人と違いカナダ人は積極的に人にコミュニケーションを取りに行っていると感じました。授業で学んだSmall talkなどがいい例です。それに加え、とても活動的であると。特にカナダの授業では座学があまりなく、実際に英語で会話をしたり、教室の外にでて実際に体験したりと、日本の授業とは全く異なったものでした。もちろん座学も大切です。ですが、そればかりでないカナダのような自分の目で見て体験する、というような授業も新鮮でとても興味深く、わくわくしました。
日本とカナダの文化の違いは、食べるもの、一般的なシャワーを浴びる時間など細かく見ればまだまだ沢山あります。2週間という短い時間でしたが朝起きてから寝るまで英語に触れ、英語でコミュニケーションを取るという貴重な体験をしました。やはり、日本の英語の授業で学ぶ英語と全く違いました。正しく英語を話すことでなく、相手に伝わるように話すことを目的としているのでその違いがとても大きくあるのだなと思いました。今回改めて相手に伝わる、相手とコミュニケーションがとれる英語というものはとても大切で、英語が話せるようになることでもっと視野が広がるということに気づかされました。カナダの文化にも触れて、とても充実した2週間でした。

カナダに行って 2年女子Oさん

I studied in Canada for two weeks and learned a lot. I thought there was not much
difference between Canada and Japan. The Canadian town we stayed in was very
beautiful and there were regular trash cans. I thought they were convenient, while
there are not many trash cans on the sidewalks in Japan. Canadian people were also
very friendly. When I was taking a photo of the city in Canada, he / she spoke
casually, “Would you like to take a picture?” In Japan, I would have been surprised in
such a case because I wouldn't talk to the person just passing there as usual. Also, I
found that there were some people who didn't do it properly because they bought train
tickets themselves and pressed stamps themselves, so I thought the traffic was not as
severe as in Japan. In Japan, there is a priority cough in the train but not in
Canada. Canadians talked with a smile. I had no dissatisfaction with the Canadians. In
our country, we often find that some people are not so friendly or others are very shy,
but I did not see such people in Canada. I thought I had to learn from Canadian
people. The environment was not so different from Japan, but the culture and people
were completely different from those of Japan. I learned a lot from Canada. The food
was completely different. In Japan, we can enjoy a lot of vegetables such as salads,
boiled ones with soy-sauce flavoring, various kinds of pickles, and so on, but in Canada
there were very few vegetable foods. So I felt that Japan has more delicious foods. It
was a little hard to take a city bus because the stoppage-time was short. I thought
again that bus drivers in Japan drive very carefully. Those in Canada seem to do very
easily. There are places that are different from those in Japan and there are fields
where Japan is more developed, but there were many things that only Canada has. It
was great to go to Canada

カナダに行って 2年Hさん

Canadian Trip
There are many amazing impressions that I got while I was in Canada. I was surprised that it gets dark much later in summer in Canada than in Japan. It becomes dark outside at 10:00PM in summer. So I lose my sense of time. Also, the town is much livelier than my town. The city landscape is different. Roads are wider than those in Japan. As I have explained, I felt a lot of differences in Canada. However, I left Japan and learned the goodness of Japan. I love Japanese food. There isn’t traditional food in Canada. Canada is a country made up of immigrants. So, Canadian food is different countries’ food. That's also good, but I thought that I am proud of Japanese tradition. Japan has a lot of cultures. Kimono, Origami, Kendama, Samurai...I strongly wanted to tell people from foreign countries about them.
I’m going to talk about two differences between Japan and Canada. The first is from Holiday and Celebrations in Canada. Canada has more holidays than Japan. For example, Canada Day is July 1, Thanksgiving Day is the second Monday of October in Canada. Canada Day is Canada's National Day. It is a very congratulatory day for Canadians. Events are held in various places. They raise the Canadian flag and wear red and white clothes. Furthermore, in Canada, holidays may vary from state to state! Because it is a large country, they have a national holiday in each state. The same day in Japan is a national holiday, so it's a strange feeling. Every event is on a larger scale than those in Japan. For instance, while Halloween is not a big celebration in Japanese families, in Canada, children go to get sweets by saying, “Trick or treat”. I was surprised at Canadian Christmas Day. Japanese spend time with her boyfriend or his girlfriend on Christmas Day. Of course, not everyone does so. However, Canadians spend time with their family on the Christmas Day in Canada. Also there are a lot of foods I want to try, such as pumpkin pie and turkey. I was surprised the most that during Christmas season, Canadian people have holidays for a week. In Japan, we work and do not have such long holidays even at that time of year. On next Christmas Day, I want to spend time with my family. There are many interesting family traditions at Christmas. Maybe you and your family can start one!
The second is from school lessons. Students sit separately and take classes in Japan. In Canada, sit in groups and take classes. It was easy for everyone to exchange opinions by sitting in groups. It is important that you express yourself: I spoke positively. We held a presentation about food culture, Canadian sports, and Canadian provinces. I like this style of English lessons. I think that a presentation is full of excitement for me. It’s because you create a presentation by yourself and give it in public. I think it’s a good idea to incorporate this lesson style even in Japanese classes. In recent years, classes using personal computers have been increasing in Japanese elementary schools. But programming classes are a must in Canadian schools. We actually create presentations using mobile phones and computers.
Canadian schools generally begin in September and end in June. Therefore, July and August, the end of the school year, will be summer vacation and no homework! They don’t have homework!! Japanese schools have a lot of homework.
When I go to university in Canada, I don't have a university exam. And anyone can choose subjects they want to study. In other words, there are so many opportunities to write essays and give presentations in class, and do a lot of homework. Graduation is hard, but admission not. This is the opposite of Japanese universities. And you get a joy. It’s important to know what subjects you ’ve studied, not where you graduated.
There were a lot of things Japanese learn from Canada. Canadians are friendly. We are shy commonly among Japanese. I think that we should speak more aggressively. I learned that we don’t be shy to speak in public. I want to actively say what I thought.
Also, I was able to find a good point in Japan. Most Japanese foods are delicious. The accuracy of the train time is amazing. Canadian trains and buses are very shaky. Suddenly they stop and run while Japanese trains and buses are more stable than those in Canada. As for differences in the climate, Canada was cooler than Japan, and the humidity was lower, so it was easier to stay or live in. But in winter, it's normal for temperature to get below 20 degrees. It is very hard.
I learned the fun of studying abroad more than anything else. Intercultural understanding is very difficult. I have to know more of my home country and foreign countries. It is the first step for the world peace. We can share each other's culture. I went to Canada and learned a lot. I want to go to Edmonton again。

『語学研修を通じて』2年女子Nさん

私は7月9日から7月24日にかけてカナダへ語学研修に行ってきました。外国へ2週間も親を離れて滞在するのは初めての経験だったので、不安や緊張でいっぱいでしたが、楽しみも大きかったです。
カナダと言われて思いつくのは人それぞれ違うと思いますが、大半の人は『メープル』や、『ロッキー山脈』などの印象が強いと言う人が多いと感じます。実際に行ってみると、澄んだ空気にたくさんの壮大な山々、カラッとした天気でとても自然豊かな国だなと言う印象を受けました。また、乾燥地帯なので乾燥してはいますが、夏でも気温は日本で言う春ぐらいの気温でとても過ごしやすい環境でした。
カナダに到着して2日目から早速,大学で授業が行われ、駅まで徒歩で行き、電車で通うという上で、いくつか驚いたことがありました。カナダの街中にはたくさんのゴミ箱が設置されていることに1番驚きました。数メートル歩くとゴミ箱が置いてあるのでカナダはとても常に綺麗を保つという意識が高いということがわかりました。さらに、大学内のトイレにはパスワードを入れなければ入ることの出来ないセキュリティーの強さに驚き、登下校の際には、リスやイサギなどたくさんの野生の動物たちが身近にいることにも驚きました。たったの2週間でカナダの良さや、文化、歴史などをたくさん吸収することが出来ました。
大学での授業では、カナダ人だけでなく、たくさんの他国人と会話することが出来たのがとても心に残っています。それぞれ、国の文化や風習、いろんな所にいろんな良さを感じることが出来て素晴らしい経験をさせて頂いたなと思っています。
最初は2週間も外国に滞在するなんて、ほんとに大丈夫かな、など不安もあって、2週間という期間がとても長く感じでいましたが、楽しい授業を経ていくうちにたったの2週間しかないなんてと感じていました。やっと英語を聞き取れるようになってきたと感じてきた時にはもう残りの日数が少なかったのでもう少し居たいなと思ったりもしました。
私はこの語学研修の2週間、たくさん貴重な体験をすることが出来ました。そして、私の将来の夢は客室乗務員になり、言語の壁を乗り越えることです。世界中の人とたくさん話して、視野をもっと広げられることが出来たらいいなと思います。そう言った上で今回の経験は、自分の力になったと感じます。そして何よりこのような素晴らしい体験のサポートをして頂いた方々に感謝でいっぱいです。先生方をはじめ、家族、友人達、現地の大学生などが支えて下さったことで今回の語学研修は成功に至ったと思います。この経験を宝物にし、将来の自分に繋げて行けたらいいなと思いました。

カナダレポート 2年N君

僕が海外に行くのはこれが二回目のことでした。初めての海外はアメリカで、去年学校で行っている語学研修プログラムに参加した時のことです。その時、僕には一つだけ心残りがありました。現地の人と積極的に会話を行おうとしなかったことです。今回カナダに語学研修で行かせてもらうにあたって、「現地の人と交流する」は自分の中での大きな課題でした。

(カナダの昼食時に立ち寄った町の風景)

カナダに着いてまず始めに感じたのは、日本との人柄の差でした。
日本は昔から「おもてなし」という言葉があるように、他人をもてなすという文化が根付いています。しかし近年は消費税率や年金問題等、自分のことで一杯一杯な人が多いように感じます。現地で店に入り、初めての支払いに戸惑ってしまった時、向こうの店員さんが「大丈夫、落ち着いて」と言ってくれ、支払いが済んだ後は「英語上手だね!」と褒めてくれました。お世辞かもしれませんが、この言葉でカナダに居る間自信が持てました。また、街中を歩いていると「どこから来たの?」と聞いてくる人や、おすすめのお店を教えてくれた人もいました。訪問客をもてなす、というよりは人と人との距離が近いように思いました。2020年には日本でオリンピックがあります。この積極的なコミュニケーションを取ろうという姿勢は日本人も見習うべきではないでしょうか。
もう一つ気がついたことは、物価の違いです。
カナダでは税金の仕組みが日本と完全に違います。帰国後に知ったのですが、カナダでは国から決められている税に加え州ごとにも税が発生する場合があります。これがかなり複雑で、表示されている値段かと思って持っていくとその1.5倍もした、なんてことも何度かありとても苦労しました。さらにチップという文化も絡んできて、住み慣れているというのもあるでしょうが日本の仕組みのほうがすぐに理解できてそこは日本のほうがいいなと思いました。
海外に行くと、いろんなことが学べます。その国の文化や人柄、自然、町の雰囲気等は行って自分自身で体験しないと全くわかりません。また、自分の国の何がいいのか、どこは良くないのか客観的に見る機会を得ることができます。今回の語学研修で学んだことを日常生活で発揮していきたいです。