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平成28年度 入学式

平成28年度 入学式を執り行いました。


学校長 式辞

学校長 髙岡 正幸

 桜花爛漫という言葉がありますが、千葉敬愛高等学校に植えられた多くの桜は、盛りこそ過ぎたものの、花吹雪と言う言葉がふさわしい良い季節になりました。
 484名の千葉敬愛高校新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
 本日は、四街道市長 佐渡 斉様、本学園常務理事 前田 勝己様、四街道市内中学校校長先生、教頭先生、千葉敬愛高校同窓会会長 櫻井勇 様、千葉敬愛高校後援会会長 石山 健作 様、千葉敬愛高校PTA会長 小長谷 直弘 様にご出席を頂き、ここに、千葉敬愛高等学校平成二十八年度入学式を実施できることは、保護者のみなさまや私ども千葉敬愛高校職員にとりましても大きな喜びであります。
 484名の新入生の皆さん、千葉敬愛高校は校舎や設備・環境だけでなく、地域の中心として長い伝統と多くの卒業生に支えられています。また本校は多くの部活動があります。皆さんの上級生になる先輩たちも、新入生へ期待を持って待っています。どうか思う存分、若さあふれる高校生活を送ってください。
 千葉敬愛高校の千五百人を超える生徒数はまさに「数は力」です。将来立派な社会人なるために、多くの若者が集い、勉強に部活動に、学校という場で切磋琢磨することが教育の目的です。その意味で、多くの違った個性と出会える本校は、幅広い人間性を形成する上で恵まれた環境にあると思います。
 皆さんに三つだけお願いがあります。一つは「決めつける」ことはやめていただきたいと思います。皆さんの中には第一希望で本校を希望しなかった生徒もいると思います。15歳で、自分の能力をこの程度だと決めつけるのは絶対やめていただきたいと思います。環境の整った施設や先生方の指導で、いくらでも個人の能力は伸びるものです。また、多くの同世代のいる中で、コミュニケーションをとらないうちから、人間を判断しないでいただきたいと思います。教室や運動場で人間と人間のつきあいを通して、友情にまで高められる人間関係を作り、これからの自己実現のために真面目に取り組んでください。千葉敬愛高校の先生方は、君たちの飛躍に必ず力を添えてくれることでしょう。
 二つ目は、「安易な生活で本当の満足感は得られない」ということです。先日終了したNHK朝のテレビ小説で、「人生は紙飛行機、願い乗せて飛んで行くよ」というテーマ曲が毎朝流れていました。歌の意味は、風に任せて飛んでいたらうまくいくということではなく、歌詞の中でも「その距離を競うより,どう飛んだか,どこを飛んだか、それが一番大切なんだ」と言っています。風が吹かなければ自分で風を起こすような高校生活にして下さい。そのための努力を惜しまないで下さい。
三つ目は、友人と,あるいは世代の違う人たちと,時には国が違う人たちと心を開け放して交流して欲しいと言うことです。先日、テレビで新入社員の入社式のニュースが報道されていました。映像でも多くの外国人が日本を代表する企業に迎えられていることが伺えました。収入では決して世界でトップクラスではない日本ですが、日本で働きたい、住みたいという人の情熱を海外に行って見ると強く感じます。グローバル化の進展は国境を越えて、しっかり学んだ根性ある人を、国境を越えて採用する時代に入っています。電車の中で、プログラミングされたゲームを瞬きもせず、延々とする若者を見かけますが、失明の心配をするとともに、君は自分の未来をどのように描いているのか聞いて見たくなります。
 青春の時間は無限ではありません。少しでも前向きに、良いと思うことはすぐに実行し、自分のためにならないことは、すぐにでも勇気を持ってやめる態度が、青春を浪費させない充実したものにしてくれると思います。
 千葉敬愛高校の建学の精神は明治維新の大中心であった西郷隆盛公の残した言葉による「敬天愛人」です。天を敬い、人を愛するということは、わかりやすく言うと、謙虚に自分を見つめ、他人を尊重するということです。本日、入学を許可された新入生が、自分の可能性を信じ、周囲と仲良く協調し、助け合いながら、人間としての力をこの千葉敬愛高校で身につけ、成長することを強く願うものであります。
 保護者の皆さまにおかれましては、ご子弟の千葉敬愛高校ご入学、誠におめでとうございます。私ども教職員、新入生諸君の教育には全力で当たるつもりでございますが、教育の基本は家庭です。ご子弟が充実した高校生活を送るためには、できるだけ家庭で会話の機会を持つなど、ご家庭の協力は欠かせません。私どもも学年便りなどで、できるだけ学校の状況等を適宜お知らせするつもりでございますが、保護者会等の学校行事には是非学校においでいただくなど、ご協力をよろしくお願い致します。
結びに、新入生諸君が今後の日本を支える人材となるように、また、エネルギーに満ちた高校生活を送れるよう、本日ご列席の皆様とともにお祈りし、式辞といたします。


平成二十八年四月十一日 千葉敬愛高等学校長 高岡 正幸

入学式の様子(写真)

新学年主任

たくさんの祝電ありがとうございました。