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平成25年度 入学式が行われました。

平成25年度 入学式が行われました。


平成25年4月9日、千葉敬愛高等学校入学式が行われました。その時の学校長式辞と入学式の様子です。

学校長式辞

千葉敬愛高等学校
校長 北原 文成

式  辞
今日ここに、平成二十五年度千葉敬愛高等学校、新入学生456名の皆さんを、お迎えすることができました。新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学誠におめでとうございます。心から千葉敬愛高校の教職員あげて、皆さんのご入学を祝福いたします。本日ここに、ご来賓方々をお迎えし、入学式を盛大に上げることが出来ますことは、在校生、教職員一同喜びに絶えないところです。
さて、新入生の皆さん、いよいよ高校生活のスタートです。ここで入学式にあたり、皆さんに是非、考えていただきたいことがあります。それは、本校が私立の高等学校であるということです。私立学校は、その学校独自の目ざしている教育方針、教育理念の「建学の精神」というものを持っております。千葉敬愛高校は、今、放映されているNHK大河ドラマ「八重の桜」にも登場している、西郷隆盛の座右の銘である「敬天愛人」という4つの漢字から「敬と愛」を取り、ここ四街道市に移る前は千葉市に学校が在りましたので千葉敬愛高校と名付け今日に至っております。
ここでいう「天を敬い、人を愛する」という教えの「天」とは、天地宇宙・自然の意味です。「天」を「敬する」「敬う」とは、天地宇宙の中で人間の存在は「塵・芥」に等しい、取るにたらない、小さな存在であることを自覚し、常に謙虚で、自分自身に、厳しくしなさいと言うことです。二年前の東日本大震災で、どうする事も出来なかった大自然の摂理を体験した、私たち日本人は、この大自然の大きな力によって、生かされている、人間であることを自覚することが出来ました。「愛人」とは文字通り隣の「人」を愛することです。周りの人々の痛みの分かる人になりなさいという事です。自分が、この世に「命」を与えられ、家族や周りの人々に寄って支えられ、生かされている事への感謝の「心」と隣の人に対する、思いやり、助け合い、敬愛することです。今こそ、3.11を「目の当たり」にした私たちは、周りの人々に人類愛を語り伝えていかなければなりません。この心の教育を本校は、大切にしながら、あらゆる場面に於いて「敬天愛人」の思いを、実践できる、人間になるよう高校生活三年間をかけて、全教職員が、指導と助言をしていきます。
私達教職員は皆さんに、一年生の時から「敬天愛人」を生活の信条として、心、豊かな充実した、高校生活を送って、もらいたいという、願いを持っています。皆さんの高校生活は、又、大人になるスタート・ラインでもあります。中学時代までの義務教育を修了したと言う事は、これから先は、自分の責任に於いて、色々な事にチャレンジし行動できる自由と権利を持てると言うことでもあります。しかし、権利を持つと同時に、義務が生じるということも考えて頂きたい。それは、自分の行動に責任を持つと言うことでもあります。その為に、今年度は、学校という社会集団生活の中で「自由と規律(ルールとマナー)」について取り組んで行こうと考えています。日々の団体生活を通して、常に周りの人々の事を考え、視野に入れながら、謙虚に自分自身を見つめ「人間としてすべき事と、してはならない事」を区別し、自分自身を律する、セルフ・コントロールが出来る自分を作り上げて、欲しいと思っています。
次に、2つのことを希望しています。
第一は、高校での学習活動に積極的に取り組んで頂きたい。高校時代の勉強ほど幅広く、学ぶ機会は二度とありません。
まさに、人生の基礎、基本を学習する最後のチャンスでもあります。二十一世紀を支える皆さんに、強く求められている学力も、変化しています。先生から与えられる知識はもちろん、大切ですが、学ぼうとする意欲や、自分の考え方、異なる価値観をも、受け入れる受容する力、自分の考えを自分の言葉で、発言する力も、要求されるグローバルな時代になりました。
これからは、進学する、ことが、目的ではなく、その先の自分の個性に応じた将来の職業を選び、その職業に就くために、進学先を決めるキャリア教育が求められています。皆さんは自分自身の夢、将来に向かって明確な、目標を持ち計画を立て、意欲を持って勉強してください。皆さんは、一人一人すぐれた個性と、能力を持っています、鍛えれば大いに伸びる可能性が、秘められています。この可能性に精一杯挑戦し、新しい自分を発見し、世界に通用する人間を目ざして頂きたいと思います。
第二は、高校生活ではクラスの仲間やクラブの仲間、など、多くの人達と、お互いを、高め合う真の友人(友達)を作って下さい。自分には無いものを、友達から学び、集団生活、団体生活の中から、自分自身を成長させる努力をして頂きたい。友達を信頼し、仲間を作ることによって、一生涯の、友人を得ることが出来ます。本校の建学の精神「敬天愛人」を実践していけば、世の中で騒いでいる「いじめ」の問題は起こらないはずです。幸福は、豊かな、人間関係の中から生まれてきます。どうか本校の、集団生活の中から自分らしさを見つけ、自ら学ぶ姿勢を、大切にし、新たな千葉敬愛高校88年の伝統を作り上げて下さい。 本校は私立学校ですから、公立高校では出来ない、長い、豊かな経験と深い知識を持った先生方が大勢そろっています。皆さんが、積極的に自ら学ぶ、姿勢を持てば、多くの事が、自分の身に付くはずです。
最後に保護者の皆様、青年期の心理には、非常に複雑なものがあります。保護者と先生との連携と協力、なくしては、子供さんの心の、安定は、保てません。 大きく成長するために、保護者と学校(先生)との連携を密接にして、温かく見守っていきたいと思いますので、宜しくご協力と、ご支援をお願い致します。
私達教職員は新入生の皆さんの高校生活が、有意義であることを願い、その為の、協力と援助は惜しみません。
皆さんが、それぞれの目標に向かって、充実した高校生活から「夢と希望」が叶えられることを期待し式辞と致します。

平成25年4月9日
千葉敬愛高等学校 校長
北原文成

入学式の様子