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5月12日 進路講演会「スマホが脳を破壊する」

5月12日(月)6,7限で東北大学 応用認知神経科学センター 助教授の榊浩平先生をお招きし、
「スマホが脳を破壊する」と題した講演会を開催しました。
脳には前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉という4つの領域があり、特に前頭葉にある前頭前野といわれる領域は、「考える、覚える、理解する」などの知的活動に関する機能や「言葉を話す、相手の気持ちを推し量る、感情を制御する」などのコミュニケーションに不可欠な機能も支えている重要な領域であることを知りました。
しかし、スマホを長時間使用すると、脳の司令塔である前頭前野が鍛えられずに私たちの脳に悪影響を及ぼすことを示していただきました。
なかでも印象的だったのは、勉強してもよく寝ても、3時間以上のスマホで台無しになるということだったのではないでしょうか?これはかなり皆さんにとっては衝撃的な内容だった思います。
ついついスマホに手が伸びて、ついつい見てしまい、あっという間に時間も奪われるスマホ。かといって、現代社会においてはなかなか手放すことも難しいのが現実です。
今回の講演は、スマホが及ぼす影響を皆さんに知ってもらい、自分でコントロールし、正しくスマホを使用するきっかけを作ってもらいたいと考え、企画したものです。

最後に先生がお話してくれた言葉も印象的でしたね。
AIにはできない、人間の生きる力とは
「志を立て 挑む力」
であるということ。
志を立てるとは目的、目標を立て、考えることだと仰っていました。
失敗をするのが怖いから挑戦したくない。確かにその方がリスクは少ないが、失敗をすることで物語を得ることができる。這い上がることで人の心を動かすことができる。挑む力の大切を説いていただきました。
これからの社会を生きていく皆さんは、この言葉を心に刻みながら、今後の高校生活を送ってもらえたらと思います。