グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



平成29年度 入学式

平成29年度 千葉敬愛高等学校入学式を執り行いました。


学校長 式辞

 菜種梅雨も今日だけは千葉敬愛高校の入学式を祝福してくれているようです。
 桜花爛漫という言葉のとおり、千葉敬愛高等学校に植えられた多くの桜がまさに満開の時を迎えています。
 485名の千葉敬愛高校新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
 本日は、千葉敬愛学園理事 千葉敬愛短期大学学長  明石 要一 様 千葉敬愛高校同窓会会長 櫻井 勇 様、千葉敬愛高校PTA会長 石毛 健一 様にご出席を頂き、 ここに、千葉敬愛高等学校平成二十九年度入学式を実施できますことは、保護者のみなさまや私ども千葉敬愛高校職員にとりましても大きな喜びであります。
 485名の新入生の皆さん、千葉敬愛高校は学校校舎や設備・環境だけでなく、地域の中心として長い伝統と多くの卒業生に支えられています。また本校は多くの部活動があります。皆さんの上級生になる先輩たちも、新入生へ期待を持って待っています。どうか思う存分、若さあふれる高校生活を送ってください。

 皆さんに二つだけお願いがあります。
 一つは「決めつける」ことはやめていただきたいと思います。本校は私立高校の中では第一希望の生徒が比較的多い高校だと思いますが、皆さんの中には第一希望で本校を希望しなかった生徒もいると思います。「人間至る所青山あり」(世の中は広いから どこでも自らの夢の実現のためのがんばれる という意味)、是非千葉敬愛高校での高校生活に前向きに取り組んで下さい。人間の脳は比較的使う人でも90パーセントだという説が有ります。環境の整った施設や先生方の指導で、いくらでも個人の能力は伸びるものです。最大限に自らの可能性を高めるよう努力を期待します。
 また、多くの同世代のいる中で、コミュニケーションをとらないうちから、人間を判断することはもったいないことです。本校の1500人近い生徒数はまさに数は力です。多くの同級生や部活動の仲間との交流を通じて、友情にまで高められる人間関係を作ってください。

 もう一つは、視野を広く持って欲しいと言うことです。現在、日本は人手不足で、失業率は世界でも希な低さになっています。まだ外国人労働者を多く雇用するのは農業や建設業など一部の業種に限られていますが、企業は人材獲得を外国に求める傾向が高まってきました。能力が高く、やる気のある人材を採用できるからです。
 一昨年、ベトナムを旅行しましたが、平均年齢20代、9千7百万人の人口は人材の宝庫であるとともに、莫大な潜在的購買力を持っているように思いました。ハノイの目抜き通りをバイクの後ろにソニーのテレビを乗せて走る若者を多く見ました。皆さんは東京オリンピッック、パラリンピック後の、よりグローバル化された世界で生きていくことになります。東南アジアの何事にもひたむきに挑戦する若者たちが就職の際にライバルとなります。楽しく組み立てられた仮想ゲームや友人とのとりとめのないSNSの世界に貴重な青春の時間を浪費しないで、本当の学力や体力の獲得をし、広い視野の獲得で世界と勝負して欲しいと思います。

 千葉敬愛高校の校訓は明治維新の大中心であった西郷隆盛公の残した言葉による「敬天愛人」です。天を敬い、人を愛するということは、わかりやすく言うと、謙虚に自分を見つめ、他人を尊重するということです。本日、入学を許可された新入生が、自分の可能性を信じ、周囲と仲良く協調し、助け合いながら、人間としての力をこの千葉敬愛高校で身につけ、成長することを強く願うものであります。
 保護者の皆さまにおかれましては、ご子弟の千葉敬愛高校ご入学、誠におめでとうございます。私ども教職員、新入生諸君の教育には全力で当たるつもりでございますが、教育基本法第一条で示されておりますとおり、教育は健全な人格の完成が最も大きな目標です。本校は過半数の生徒が皆勤、精勤であることが自慢で、楽しい学校であることは間違いないようです。しかし、健全な人格の完成は家庭が最も大きい存在です。ご子弟が充実した高校生活を送り人格の成長のために、できるだけ家庭で会話の機会を持つなど、ご家庭での努力が欠かせません。私どももできるだけ学校の状況等を適宜お知らせするつもりでございますが、保護者会等の学校行事には是非学校においでいただくなど、ご協力をよろしくお願い致します。

結びに、新入生諸君が日本だけでなく世界に貢献できる人材を目指すとともに、これから、自己を磨き、明るく健やかに、そしてエネルギーに満ちた高校生活を送れるよう、本日ご列席の皆様とともにお祈りし、式辞といたします。

平成二十九年四月十日
               千葉敬愛高等学校長 高岡 正幸

入学式の様子

校旗入場

1学年主任

新入生代表答辞

桜満開の正門